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完全無料ブラウザゲーム「翠星のガルガンティア 〜キミと届けるメッセージ〜」のプレス発表会をレポート。主人公レド役の石川界人さんも登壇
本作は,Internet Explorer 11(以下,IE11)の新機能である「WebGL」を駆使した3Dスカイアクションゲームで,世界観はプロダクション・アイジー制作のアニメ「翠星のガルガンティア」をベースにしている。プレイヤーは,アニメ版に登場した「サーフカイト」と呼ばれるサーフボードとハンググライダーの中間のような乗り物を操作してゲームを進めていくことになる。
本稿では,主人公レド役を演じている声優の石川界人さんがゲストとして登壇した発表会の模様をレポートしよう。なお,本作は本日14時にサービスを開始しており,公式サイトでプレイ可能になっている。
「翠星のガルガンティア 〜キミと届けるメッセージ〜」公式サイト
今回のブラウザゲーム版「翠星のガルガンティア」の取り組みは,Internet Explorerのさまざまなデモコンテンツを通じて,現在のWeb活用法を見直すという,日本マイクロソフトの「Rethink」プロジェクトの一環として企画されたものだ。世界では同プロジェクトによるデモがいくつか公開されているが,日本発のものとしては今回が初となる。
プロデューサーを務めるプロダクション・アイジーの平澤 直氏(写真左)と,日本マイクロソフトのプロダクトマネージャーである内河 恵氏(写真右)がプレゼンテーションを行った |
ちなみに,WebGLに対応したブラウザであれば,IE11でなくとも動作するそうだ。
そのほか,タブレットのタッチ操作に最適化したユーザーインタフェースや,ソースコードの公開も注目すべきポイントだろう。ソースコードはボイスデータやBGM以外の部分であれば,自由に書き換えられるとのことでオリジナルゲームの作成も可能だ。
ゲームのコンテンツとしては,全4ミッションで構成される「MISSION MODE」と,サーフカイトで自由に空を飛び回る「FREE FLIGHT」が用意されている。前者のミッションでは,ところどころに選択肢が用意されており,選択によってストーリーが変化するほか,その結果としてエンディングも3種類に分岐するという。
ブラウザゲーム版のストーリーは,アニメ版の第5話,第6話で描かれたエピソードを元にして新たに制作されており,主人公レドがサーフカイトを使ってメッセンジャーの仕事にチャレンジするという展開になっている。なお,今回の制作にあたっては,アニメ版の監督である村田和也氏と脚本を手がける谷村大四郎氏も参加しているとのことだ。
また,アニメ版ではほとんど描かれなかった船団「ガルガンティア」の全体を見下ろす構図もブラウザゲーム版では表現されており,アニメ版のファンにとっても魅力的な要素になっているという。
この発表会のゲストとして招かれたレド役の石川さんは,ブラウザゲーム版について「アニメ本編と同じく引き込まれるような世界観で,自分自身が船団に身を投じたいと思える内容です」とコメント。また,今回のゲーム化にあたり,新たにセリフを収録したとのことで,「1年経つと自分の声と演技が変わっているので,大丈夫かなという不安もありましたが,周囲の皆さんに助けられて,うまくまとまりました」と語っていた。
主人公レドを演じている声優の石川界人さん(左から2人め) |
本稿の冒頭でも触れているが,「翠星のガルガンティア 〜キミと届けるメッセージ〜」のサービスはすでに開始されている。現在,「MISSION MODE」ではミッション1のみプレイ可能だが,ミッション2〜4も随時配信される予定だ。WebGL対応のWebブラウザさえあれば,誰でも気軽に楽しめるゲームになっているので,興味を持った人は公式サイトから試してみてほしい。
「翠星のガルガンティア 〜キミと届けるメッセージ〜」公式サイト
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翠星のガルガンティア 〜キミと届けるメッセージ〜
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