連載
ダブルプレイで脳もフル回転? スマートフォン向けランニングゲーム「ハシロボ」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第629回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
主人公がステージを自動で駆け抜けていく,いわゆる「ランニングゲーム」では,小/大ジャンプ,しゃがみ,一時的なダッシュといったアクションで障害物を避けるのが常識だが,「2つのステージを同時にプレイする」というフィーチャーはあまり見たことがない。
今回紹介する「ハシロボ」(iOS / Android)は,そんな斬新なアイデアを生かした野心作だ。
iOS版「ハシロボ」ダウンロードページ
Android版「ハシロボ」ダウンロードページ
本作は,ランニングゲームとしては珍しい縦スクロールタイプだが,操作自体は非常にシンプル。画面左側をタップすれば左のロボが,画面右側をタップすれば右のロボがジャンプするようになっている。ジャンプに大小はないので,プレイヤーは,障害物が迫ってきたらジャンプで避けるというアクションに専念すればOKだ。
やること自体は分かりやすいが,迫ってくる障害物のタイミングは左右で異なるため,できるかどうかは別問題だ。当然2つのランニングゲームを同時にプレイしているようなものだし,わざと片方に意識を集中させるような実にいやらしい仕掛けもある。
また,本作における“残機”の概念はちょっと特殊だ。画面左上の「Life」マークが白い状態でミスをすると,マークが無色に変わってその場から再スタートできるが,無色のときにミスをした場合はゲームオーバーになる。
なお,このマークが無色のときにワープポイントへ到達すると白い状態に戻るが,すでに白い状態の場合は変化なし。つまり残機は常に“1”がMAXというわけである。
2ステージの同時操作に加えて残機は少なめと,これだけでもかなり歯ごたえのある本作だが,「HARD」モードを選ぶとゲーム内時間が夜という設定になり,ロボのライトを頼りに障害物を避けなければならなくなる。その難しさは推して知るべしだ。
左右の同時進行プレイによって,脳のふだん使ってない部分が活性化しそうな本作。「2人でプレイすれば楽勝じゃね?」などとは言わず,ぜひこの未知のゲーム体験に正々堂々チャレンジしてみてほしい。
著者紹介:カイゼルちくわ
ゲーム攻略記事を中心に活動するフリーライター。ゲーセンに寝泊まりしたいくらいのシューティング&ガンシューティング好きだが,家に帰ればパソコンのFPS(ファーストパーソンシューティング)も遊びたがる。アクションゲームとかわいいキャラにも目がない。