マフィア梶田の二次元が来い！：第400回「400回記念なんてなかった異聞帯のワンマンアーミー」

アニゲラ，次回はセガゲームスが配信を予定しているスマートフォン向け新作アプリ「共闘ことばRPG コトダマン」（iOS / Android）の特集です。お聴き逃しなく！

　祝！　連載400回到達！　ワァーパチパチー。……って，例のごとく特別な企画はまったくないんですが。4Gamer，こういうタイミングで何も提案してこないのどうかと思うよ！　そういうとこだぞ！
　まぁ，俺もそんなにお祭り好きってわけじゃないんで……別に気にしちゃいないんですが，担当の胸ぐらを掴んで「500回記念には何かしますから！」と言質を取ることに成功しました。いや，別に気にしちゃいないんですがね？　何かやってくれるってんなら，楽しみにしますよ。
　というわけで読者の皆様，400回までお付き合いありがとうございます。次は500回を目指しますので，応援よろしくお願い致します！



　4GamerSPチャンネルにて好評配信中の「マフィア梶田のYouTuber始めました（仮）」。直近の更新では，「Fate/Grand Order」（iOS / Android），「戦姫絶唱シンフォギアXD UNLIMITED」（iOS / Android），「D×2 真・女神転生 リベレーション」（iOS / Android）のガチャ動画をアップ。また，新作紹介としてガンホー・オンライン・エンターテイメントが配信予定のスマートフォン向けデジタルカードゲーム「クロノマギア」（iOS / Android）を特集しました。

　なかでも「Fate/Grand Order」は第2部がスタートしてから初のガチャ。汎人類史とは異なる歴史を歩んだ異聞帯においても，我らがマフィア梶田教が通用するか否か。検証も兼ねての動画となりましたが，果たして……？

「Fate/Grand Order」公式サイト

「Fate/Grand Order」ダウンロードページ

「Fate/Grand Order」ダウンロードページ

「戦姫絶唱シンフォギアXD UNLIMITED」公式サイト

「戦姫絶唱シンフォギアXD UNLIMITED」ダウンロードページ

「戦姫絶唱シンフォギアXD UNLIMITED」ダウンロードページ

「D×2 真・女神転生 リベレーション」公式サイト

「D×2 真・女神転生 リベレーション」ダウンロードページ

「D×2 真・女神転生 リベレーション」ダウンロードページ

「クロノマギア」公式サイト

「クロノマギア」ダウンロードページ

「クロノマギア」ダウンロードページ

　「ファークライ5」（PC/PlayStation 4/Xbox One）をクリアしました。昨今じゃ珍しくもなくなったオープンワールドFPSの中でも高い人気を得ている「ファークライ」シリーズ。マフィア梶田は「ファークライ3」（PlayStation 3 / Xbox 360）から入ったファンなんですが，良くも悪くも“面白さ”が安定している作品という印象です。


　オープンワールドFPSにはありがちな問題なんですが，ゲーム性が固まりきっているからこそシステム的な進化がほとんどないんですよね。それを“欠点”と見るか，ブレない“魅力”と見るか。結局その辺の受け取り方が，洋物箱庭ゲーム自体を好きになれるかどうかの分け目だと思います。……もちろん自分は後者ですわ。駆け回り，撃ちまくる。この遊び心地が好きなんです。


　また，「ファークライ」シリーズはシナリオ面がちょっと独特で風刺的だったり，スピリチュアルだったり，バカバカしかったり，とくに近年のタイトルは，エンディングを迎える頃になんとも言えない“もんにょり”した気分になるんですよね……。頑張ったプレイヤーを素直にスッキリさせてくれないあたりがヒネクレてるんですが，それもなんだか嫌いになれないので遊び続けています。


　今回は「エデンズゲート」というカルト教団に支配されているアメリカの片田舎で，新米保安官の主人公がブチギレて大暴れ。シネマティックなシチュエーションが大好物な自分からすれば実に燃えるシチュエーションですし，あらゆる武器を駆使して「ファークライ」らしいワンマンアーミーなアクションを堪能できます。
　このカルト教団，信者じゃない人々を拉致して拷問したり洗脳したり，どうしようもない腐れ外道どもなんですが，日本語吹き替えに杉田智和さんや小清水亜美さんといった，よく知っている声優さんたちが参加しているんですよ……。しかも，エデンズゲートの幹部という超重要な役どころで。


　で，その幹部たちが揃いも揃ってコッテリ濃厚なメンタルをしているもんですから，声優さんたちによる演技がこれまたスゴいことになってる。教団の審問官もとい拷問担当の「ジョン・シード」なんかは，杉田さんがこれまで演じてきたサイコ野郎の中でもトップクラスに好きな芝居でした。イカれてるのに，なんか魅力的なんですよね。
　小清水さんが担当しているヤク漬けメンヘラカルト姫こと「フェイス・シード」も，セリフのひとつひとつがプレイヤーの心をザワつかせるというか，最終決戦では“正義”であるはずの自分が悪いことをしているような気分にさせられるあたりが実に「ファークライ」でした。


　さて，そんな「ファークライ5」。一応はマルチエンディングなんですが，分岐でセーブデータを分けたりできないため，基本的に1周プレイして見られるエンディングはひとつだけなんです。たぶん制作側のこだわりなんでしょうけれども，問題なのはそのエンディングがどれも極めて胸糞悪い結末であるという点。物語全体のテーマを踏まえるなら“考えさせられる”内容ではありますが，少なくとも最後まで遊んだプレイヤーへの“御褒美”とは決して言えないモノになっています。


　ただ，ぶっちゃけコレは「ファークライ」シリーズのファンならば薄々分かっていたんじゃないかなと。前述したように，スッキリさせてくれないのもまた「ファークライ」の特色ではあるので，マフィア梶田，今回も見事に“もんにょり”した気持ちでエンディングのスタッフロールを見届けました。それなのに，なぜでしょうね……次回作が発売されたらまた買っちゃうと思います。
　きっと肌に合う，合わないが明確に分かれるタイトルだとは思うのですが，興味があればぜひ。皆さんもエデンズゲートの教えに触れてみてください。

「ファークライ5」公式サイト