連載
脳を刺激する三次元の新感覚パズル。スマホ向け3Dパズルゲーム「CubicTour」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第667回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。
そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
物体の位置,方向,間隔,大きさなど,三次元的に物質を捉える能力を「空間認識能力」と呼ぶ。本日の連載では,立体ブロックを上下左右に回転させ正しい形に合わせるという,新感覚の3Dパズルゲーム「Cubic Tour」(iOS / Android)を紹介しよう。非常に幾何学的かつハイセンスな世界観にも注目だ。
iOS版「Cubic Tour」ダウンロードページ
Android版「Cubic Tour」ダウンロードページ
ゲームのシステムは非常にシンプルで,画面手前に表示されるブロックの塊を,画面奥にのブロックの模様と同じになるように揃えるだけ。プレイヤーは,スワイプ操作でブロックを手前,奥,そして左右に回転させて,制限時間内に正解を導き出す。5つ正解すればステージクリアとなり,次のステージへ進める。
文章で説明すると簡単そうだが,ブロックの構造が三次元になっているため,実際にプレイしてみると,一筋縄ではいかない難しさがある。
たとえば,「手前」と「奥」にブロックが二つ連なっている場合,奥側のブロックは手前のブロックに隠れてしまい,プレイヤーからは1つのブロックに見えてしまう。ブロックの塊の全体像を把握するとともに,どの方向から見れば同じ図柄になるかを考え,回転させなければいけないのである。
文章の説明では分かりづらいという人は,以下のムービーをチェックしてみてほしい。
各ステージは,どれだけ早くクリアできたかによって5段階で評価される。ステージの5つのセクションが点灯している数が多いほど高評価となるので,すべてのセクションを点灯させることを目指してみよう。満点評価を得るには,閃きと丁寧で素早い操作が不可欠だ。
筆者は本作をプレイして,普段自分が空間認識能力をどれだけ使っていないかを痛感させられたのだが,一方で,まるで脳トレをしているときのように頭の血流が活発になるのを実感できた。もしかしたら,本作をプレイすることで,楽しみながら脳にいい影響を与えられる……のかもしれない。
「Cubic Tour」は,すぐに理解できるシンプルなルールでありながら奥が深く,非常に完成度が高い作品だ。無料でダウンロードできて広告も表示されないので,本稿を読んで興味をもった人は,ぜひプレイしてみてほしい。
著者紹介:トリスター/目代将規
ゲームやアニメの書籍企画,編集,シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや,一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。
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