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「FFXIV:蒼天のイシュガルド」の最新パッチ3.1「光と闇の境界」の情報が公開された「第25回FFXIVプロデューサーレターLIVE」をレポート
イベントでは「第25回FFXIVプロデューサーレターLIVE」(以下,PLL)の公開生配信が行われ,「パッチ3.1実装コンテンツ特集Part3」と称し,直近に迫ったパッチ3.1「光と闇の境界」に関して,さまざまな情報公開が行われた。本稿ではその内容をまとめて紹介しよう。
パッチリリースは11月10日に決定
雲海探索はFCの飛空艇のみHardが選べる仕様
まずはPLLの冒頭で,パッチ3.1のトレイラームービーが公開された。これはパッチ3.1で実装されるコンテンツを7分35秒に凝縮したムービーで,その後に本作のプロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏は,11月上旬とされていたパッチリリース日が,11月10日予定であることを明かした。
●イベント関連
・メインクエスト
パッチ3.1で実装される新たなメインクエストについて,関連するスクリーンショットが紹介された。それぞれ「こちら」の記事ですでに公開されたものなので,気になっていたプレイヤーも多いだろう。とくにその中の1枚,NPCの“クルル”が写っているスクリーンショットが気になるところだが,吉田氏は,ララフェルなのになぜ命名規則に沿っていないか,メインクエストで語られると補足した。
・蛮族デイリークエスト「バヌバヌ族」
パッチ3.1でバヌバヌ族の蛮族デイリークエストが追加される。こちらも数枚のスクリーンショットが公開された。そして吉田氏によると,このデイリークエストでは新たに「レベルアジャスト」と呼ばれる機能が追加されるとのこと。この機能は,受注したジョブやクラスのレベルに応じて,敵の難度や報酬が自動で調整されるようになっており,吉田氏はレベリングに利用しやすくなっているとのことだ。
・極蛮神戦の受注条件が変更
極ラーヴァナ討滅戦のクエスト受注条件が変更される。
パッチ2.xシリーズではひとつ前の極蛮神戦をクリアしていないと,最新の極蛮神戦に挑めない仕様で,新たに始めた人にとってはハードルの高いものとなっていた。これは,パッチ3.0(蒼天のイシュガルド)でも踏襲されていたのだが,パッチ3.1では,蛮神戦をクリアした/しないに関わらず,最新の蛮神戦に挑めるようになるという。今回のパッチでは,極ビスマルク討滅戦をクリアしていなくても,極ラーヴァナ討滅戦に挑戦できるようになるというわけだ。
・「風脈の泉」の入手クエスト先が緩和
「風脈の泉」の入手クエストが一部変更される。これまでは,連続するサブクエストの後ろのほうに風脈の泉が報酬として用意されており,フライングを開放するまでに,かなりのサブクエストをクリアする必要があった。パッチ3.1では,メインクエストの導線に沿って発生するサブクエストに風脈の泉が移される。
・カットシーン中の画面中央メッセージの非表示化
パッチ3.1で,カットシーンにおける画面中央メッセージの非表示化が行われる。これは,感傷に浸るようなカットシーンであっても,リテイナーの帰還メッセージやマーケットへの出品物が売れたメッセージが表示され,興が削がれてしまうことに対するもので,吉田氏によると,これらのメッセージはすべてログ側に移され,パッチ3.1からは表示されなくなるとのことだ。
・ゾディアックウェポンの調整
ゾディアックウェポンに関して調整が行われ,人数制限解除でコンテンツを攻略しても,魂の定着度や魂の共鳴度が貯まるようになり,その度合いも引き上げられる。また,ゾディアックウェポン作成に必要なアイテムが,ダンジョンクリア時に必ず入手できるように変更される。
・新武器作成コンテンツ「アニマウェポン」
新しい武器作成コンテンツの名称が「アニマウェポン」であり,それが年末にリリース予定のパッチ3.15で実装される。
さらに,ゾディアックウェポンの最終形態「ゼータ」を完成させているプレイヤーは,アニマウェポン作成の第一段階を飛ばせることも明かされた。なお,第一段階を飛ばしたいアニマウェポンのジョブは,ゼータを完成させたジョブと一致させる必要はなく,どれを飛ばすか(ゼータを完成させた分だけ?)選択できるようだ。
気になる第一段階がどの程度のものなのかだが,吉田氏は第一段階を終わらすために必要な時間は「うん十時間」と表現をぼかした。しかし,「年末年始はアニマウェポン終身刑(※FFXIにおけるプレイヤーの表現“アレキサンドライト終身刑”をネタにしたもの)かな」と,自虐的なジョークを飛ばしている。ネタ元ほどとはいかなくても,かなりの労力が必要になりそうだ。
●雲海探索 ディアデム諸島
雲海探索 ディアデム諸島については,吉田氏が実機でプレイを交えつつ紹介。その中で,吉田氏は同コンテンツには,フリーカンパニー(以下,FC)のカンパニークラフトで製作した飛空艇から行くルートと,イシュガルド・ランディング近くにいるアインハルト家のNPCに話かけて行くルートの2つがあると説明した。さらに,NPCに話しかける形ではあるが,内部的にはコンテンツファインダーのシステム(以下,CF)を用いていると,その仕組みを明かした。
・難度はEasy/Normal/Hardの3つ。HardはFCの飛空艇のみ
吉田氏によると,雲海探索 ディアデム諸島にはEasyとNormal,Hardの3つの難度が用意されており,それぞれマップは同じだが,出現するモンスターのランクが異なるという。さらに,ディアデム諸島にはランク1〜6までのモンスターが徘徊しており,高ランクモンスターの出現の有無や宝箱のドロップ率は難度によって異なるとのこと。このうち,HardはFCの飛空艇で行く場合のみ選べるという。
・FC飛空艇は1隻で1パーティ8人が乗り込める
FCの飛空艇に乗り込むためには,パーティメンバーがすべて同じFCに所属している必要はなく,地下工房の官制卓を操作できる人が1人いれば利用できる。ただし,必ず2人以上のパーティを組んでいる必要があり,1隻あたり最大8人まで乗ることが可能だ。
また,FCの飛空艇は同時に3隻飛ばせるので,計24人が同じ島に行くことができる。ただし,時間を空けて後から追いかけると同じ島に行けるかは運頼みになるので,同じ島に行きたいときは,同じタイミングで行くようにしてほしいと吉田氏は説明した。
・FCの飛空艇における注意点と,探索に必要なインターバル
FCの飛空艇をエアシップボイジャーで探索に出している場合,その飛空艇は利用できない。そのため吉田氏は,雲海探索とエアシップボイジャーでスケジュールを組んでほしいと述べた。
また,雲海探索に1度行くと,そのプレイヤーが次に行けるまでには120分のインターバル時間が必要になる。例えばコンテンツをフルで90分遊んだ場合,次に行けるのは30分後になるというわけだ。なぜこのような仕様にしているのかというと,吉田氏は連続して行けるようにすると,パーティから抜けづらくなると,その理由を説明した。
ただし,インターバルの時間はすぐになくせるように作ってあるので,実際にプレイしてみてフィードバックを寄せてほしいと述べた。
・1つの島に9パーティが参戦
1つの島には,9パーティが入ることになる。基本デザインはフィールドと同じで,1匹のモンスターに対して,ファーストアタックを取ったパーティと,一定以上のHPを削ったパーティに対して,宝箱のドロップ判定が適用されるという。F.A.T.E.とは異なり,評価基準は敵視を含まないとのことだ。
・FC飛空艇の必要ランクはEasyでランク10以上
FCの飛空艇が満たしている必要ランクについては,吉田氏はEasyが10以上,NormalとHardについては普通に遊んでいれば満たすことができる程度と説明。ちなみに,吉田氏がプレイしたデモ画面から読み取る限りでは,Easyは飛空艇ランク10以上かつ探査性能70以上,Normalは飛空艇ランク25以上,Hardは同じく50以上となっていたようだ。また,Hardに行くためには,エアシップボイジャーでディアデム諸島を発見しておく必要があるとのことだ。
・得られる報酬
入手した不要な装備は,スポイルと呼ばれるポイントに交換することができる。このポイントで入手できるものとして,新フライングマウントや新しいレシピの素材,赤貨の素材,まとまった量のシャード,マテリジャを含む任意のマテリアが用意されているとのことだ。
また,乱風脈の泉との交感や青銅の宝箱を発見するなど,パーティにはいくつかのお題が用意されており,そのうち3つをクリアすると禁書が報酬として得られるという。その量について吉田氏は,「20よりもう少し多い」と表現した。
また,「乱風脈の泉」がいわゆる風脈の泉にあたり,これを4つ交感すると同エリアで飛行できるようになるが,これは島を探索するたびにしなければならないという。この仕様にした理由について吉田氏は,パーティメンバーとのコミュニケーションを図ってもらうため,最初の目標として乱風脈の泉を用意していると述べた。
このほか,ギャザラーで得られるアイテムは,ほとんど素材だが,スポイルと直接交換できるアイテムも得られるという。さらに,獲得するのに必要なステータスについては,あまり高くしておらず,吉田氏曰く,レベル60になったときぐらいの装備で十分遊べるようになっているとのことだ。
なお,こうした報酬に取得制限などはとくに用意していないそうだが,ロットルールに関しては,アインハルト家のNPCから行く場合は,GREED限定になるとのこと。これは,マッチングされたプレイヤー同士になるためだと思われる。FCの飛空艇から行く場合は通常ロット,GREED限定,マスタールートのすべてが利用可能となる。
●カンパニー関連
・FC名称とカンパニークラフト
パッチ3.1でFCの名称が変更できるようになり,カンパニークラフトにも新しい製作レシピが追加される。
・エアシップボイジャー関連
探索で得られる新たなアイテムが追加されるほか,帰還時に得られるボイジャーEXPが引き上げられる。さらに,官制卓への機能が追加され,ボイジャー出港の際に,地下工房にいるプレイヤー全員にカットシーンが流れるようになるとのこと。コミュニティチームの室内俊夫氏によると,最後の項目などは要望が多かったものだという。
・ハウジング関連
かまくらのような庭具など,新たな調度品が追加される。そのほか,ハウスの中の明るさを調整する機能やハウスシェアリングも実装される。
ハウスシェアリングは,ほかのプレイヤーとハウスをシェアする機能だが,1軒のハウスをシェアできるプレイヤーは3人,つまり自分を入れて4人でのシェアとなる。一方,シェアしてもらえるのは2人(2軒)までと補足説明を入れていた。
また,重要なトピックとして“ハウスの自動撤去機能”が実装される。これは45日以上,入室のないハウスとその土地,45日以上,ハウスが建築されていない土地を自動で撤去するというものだ。
45日とした理由について,吉田氏はプレイヤーのデータを確認すると,ほとんどのプレイヤーがそれより短い期間で入室をしているので,そこから判断したと説明した。なお,自動撤去までの日数のカウントは,パッチ3.1のリリース日から開始されるため,予定どおり11月10日にパッチ3.1がリリースされれば,ちょうどクリスマスに自動撤去された土地をめぐる初の争奪戦が起こるのかもしれない。
・そのほかのイベント関連
ペガサスやワイバーンといった新たなマウントが追加されるほか,パイッサやツインタニアなどの新たなミニオンも実装される。そのほか,髪型デザインコンテストで最優秀賞を受賞したものや,巻き髪など新しい髪型も追加されるとのことだ。
そのほか,景観カメラが実装される。これは,カメラがプレイヤーキャラクターの近くにあるオブジェクトに自動で焦点をあて,それをスクリーンセイバーのように表示する機能とのこと。さらに,パーティメンバーとのスクリーンショットを撮影しやすくするグループカメラが実装される。これは,FCの記念写真を撮るときなど,ポーズを揃えたいときに利用する機能で,吉田氏が実機でその効果を説明した。
●バトル関連
・新インスタンスダンジョン「聖モシャーヌ植物園」「シリウス大灯台(Hard)」
新たなインスタントダンジョンとして,「草木庭園 聖モシャーヌ植物園」と「制圧巨塔 シリウス大灯台(Hard)」が追加される。吉田氏は,それぞれのスクリーンショットを紹介し(関連記事),聖モシャーヌ植物園についてテストプレイ時はすごく難しかったが,調整してマイルドにしたと難度についても触れていた。
・アライアンスダンジョン「魔航船ヴォイドアーク」
新たなアライアンスダンジョンとして魔航船ヴォイドアークが追加される。報酬については,宝箱から装備品が直接ドロップし,1週間に1個のみ取得可能となっているが,それとは別にクリア時に禁書交換装備の強化素材と交換できるアイテム「古銭」を入手できるという。なお,こちらも1週間に1個のみ取得可能だ。古銭で交換できる強化素材は,いまのところ防具とアクセサリの強化素材どちらも選択できる見込みで,武器の強化素材が交換できるようになるのは少し先になるとのことだ。
・「蒼天幻想 ナイツ・オブ・ラウンド討滅戦」が実装
新たな討伐・討滅戦として,「蒼天幻想 ナイツ・オブ・ラウンド討滅戦」が実装される。
吉田氏は,蒼天幻想 ナイツ・オブ・ラウンド討滅戦は極蛮神戦の難度で,その高さは極ラーヴァナ討滅戦より断然上だと述べた。さらに,氏はナイツ・オブ・ラウンド(王と建国十二騎士)なので13フェーズ作ろうと思ったが,さすがに覚えきれないということで10フェーズに減らしたと経緯を紹介した。
なお,報酬については機工城アレキサンダー零式:起動編の3層や4層で使える武器がドロップするとのことだ。
●そのほかバトル関連の調整
このほか,パッチ3.1では下記のようなバトル関連の調整が行われる。
・「機工城アレキサンダー:起動編」の報酬取得制限が撤廃
・極ビスマルク討滅戦と極ラーヴァナ討滅戦のCFがソロでも登録可能に
・レベル50ダンジョンで敵から経験値が入手可能に。レベル51以降のダンジョンで得られる獲得経験値量も引き上げられる
・パッチ2.xの一部ダンジョンや討伐・討滅戦の難度が再調整
・フロントラインで得られるPvPEXP量が引き上げられる
・忍者の「天の印/地の印/人の印」に関して挙動の調整が行われる
これは,回線速度などの要因で印を結ぶときにラグが発生する,いわゆる“印ラグ”と呼ばれる現象について対応するもので,吉田氏は「アルゴリズムの変更を行ったので良くなったと思う。実際に使ってみてフィードバックを寄せてほしい」と補足した。
・バトルエフェクトのON/OFFの設定内容に「暗黒」効果中のエフェクトが追加
・人数制限解除の使用時にクリア時間がログに表示されるように
・ネタバレ防止のためにマスクされていたパッチ3.0のコンテンツ名が,パーティ募集に追加
・ナイトや忍者,それに詩人のTPの消費量,詩人や占星術師の使い勝手などジョブ関連の細かな調整も行われる予定
●ライブコンテンツ関連
新たなアイテムや製作レシピが追加されるほか,各種薬品アイテムの効果量が調整される。また,格闘武器を透明にする武具投影用のアイテムも追加されるとのこと。
ギャザラー関連では,赤貨関連の調整が行われ,3.0より前に実装された秘伝書の入手難度の調整や,製作手帳と採集手帳の検索機能追加,それにスプラ/ルキスの入手調整が行われ,トライアングレートなどギャザラー/クラフターの一部のアクションがマウント騎乗中でも実行可能となる。
アイテム分解については,分解するために必要なスキルの値が調整される。そのほかにも,低〜中スキル帯での分解成功率やスキル上昇率の引き上げが行われ,希少なアイテム分解時の分解スキル上昇率も引き上げられるという。
このほか,複数部位を占有する装備(頭/胴,脚/足のセットなど)の武具投影や複数同時の試着機能が実装される。さらに,リテイナーベンチャーには,探索依頼に「G19」が,調達依頼にも新たな項目がそれぞれ追加され,ほりだしもの依頼で入手できるアイテムも追加されるとのことだ。
●ゴールドソーサー関連
クラフターやギャザラーを模した新たなミニゲームが追加されるほか,クァールマスクなど,交換アイテムも新しいものが用意される。そのほか,新たなカードや対戦NPCが追加され,一部カードの入手確率の引き上げも行われる。また,ジャンボ・くじテンダーでハズレた場合の獲得MGPが少ないので,それの引き上げが実施され,各G.A.T.E.での獲得MGPも増加される。さらに,攻略手帳にゴールドソーサーの項目が新たに用意されるとのこと。
続いて,ゴールドソーサーでは新たなコンテンツ「ロード・オブ・ヴァーミニオン」が実装される。そこで,吉田氏が実機でロード・オブ・ヴァーミニオンをプレイして,その遊び方を解説。特典などのレアなミニオンが突出して強いということはなく,似たような性能のミニオンも用意されており,タイプによる相性が大切な要素になると紹介した。
そして,吉田氏は同コンテンツのチュートリアルをプレイ。氏はミニオンを選択して,行く場所を指示するだけと,操作が非常に簡単になっていると強調する。さらに吉田氏によると,ミニオン同士の戦闘は,ミニオンが近づくと自動的に行われ,同じミニオンが近くに4匹いる場合,特殊技も使えるとのことだ。なお,ミニオンは自軍のゲートに戻すとHPが回復する。そして,敵のアルカナストーンを攻撃し,全部破壊すれば勝利となる。なお,回線切断の場合は負け扱いとなる。
アイテム班リーダーである林 洋介氏によると,使うミニオンがマメット・リーダーの場合は,自分が所属しているグランドカンパニーのリーダーのミニオンが召喚されるとのこと。一方,マメット・オブ・ライトに関しては,戦士,白魔導士,黒魔導士それぞれ別の個体として選べるようになっているという。また,ミニオンの成長やポイントといった要素は用意されていないとのことだ。
ミニオン同盟が大騒ぎしたPDオーダーとは?
林氏がさまざまな実装予定のアイテムを披露
PLL後半はトークセッション「開発メンバーに聞く」ということで林 洋介氏が登場。林氏によると,アイテム班はアイテム1個1個の色やアイコン,性能や名前,ドロップテーブルの作成を行っているとのこと。そして氏は,通常のパッチで500〜800個のアイテムが追加されるが,パッチ3.1でも500個に近い数が追加されたと続けた。ちなみに,規模が大きかった3.0ではその数は2000個に上ったという。
ミニオン同盟の一員である林氏は,苦労したミニオンの話として,昨年の新生祭のアートにまつわるエピソードを紹介。そのアートには,マメット・ルイゾワとマメット・バハムートが喧嘩をしている様子が描かれていたのだが,林氏は吉田氏に「このアートと同じようにはできないのか?」とバージョンアップのマスターデータ締め切り1日前となる2014年7月24日に言われたという。そのため,ミニオン同盟は大騒ぎをしながら,吉田氏の要求を実現したのだそうだ。
さらに林氏は,「吉田氏が言ってるからしょうがない」と,言われてもいないことをエフェクト担当にオーダーし,マメットバハムートが火を吐くようになったのだという。
吉田氏によると,開発チーム内には,プロデューサー兼ディレクターのオーダーという意味で“PDオーダー”という言葉があるのだとか。
そして,林氏はミニオンのポチャチョコボについて,近くで調理をしているプレイヤーがいると,クンクン匂いを嗅ぐ仕草が増えていると,隠し機能を披露。続いて,林氏は各蛮神のミニオンを制作中であることを明かし,イフリートのミニオンのアートを紹介した。なお,同氏によるとこのミニオンはパッチ3.1で実装されるとのことだ。続いてガルーダとタイタンのミニオンのアートを披露した林氏は,長いスパンですべての蛮神のミニオンを実装したいと語った。
種族装備やハイアラガン装備などの染色について,林氏がパッチ3.2で実装できればと考えていると話したところ,吉田氏から「入るの?入るの?」とPDオーダーが早速炸裂。PDオーダーに押し切られる形となった林氏は,「入ります」と明言してしまった。
さらに,林氏はコミュニティイベント用のアイテムとしてゲイラキャットを模した頭装備を作ったと語り,そのスクリーンショットを公開。さらに,この装備に合わせてミニオンのゲイラキトンがララフェルの頭の上に乗るように変更し,乗った様子のスクリーンショットを披露した。
そして,林氏は白魔道士用の「モグモグリリー」が,片手幻具であるため武具投影に使えない点に触れ,その対応策としてモグモグリリーの両手幻具版を実装する予定があることを明かした。しかし,ここでも「それはいつなの?」と吉田氏からPDオーダーが炸裂。林氏はパッチ3.2での実装を約束させられている。
続けて林氏はオプションアイテムとして,ミンフィリアのなりきりができる髪型と装備品の実装予定があることを明かし,そのスクリーンショットを公開。吉田氏からは,「これを着たhimechanから『もしもし,私よ』と呼び出されることになるのかな」といったジョークも飛び出した。
そのほかにも,林氏は「バニークラウン」の耳が折れたバージョンを開発中であることを明かし,そのスクリーンショットを紹介。最後に好きなミニオンを聞かれると,吉田氏はすぐ上に乗っかってくるかわいいやつだからという理由でベイビーオポオポ,林氏はプライベートでプレイしているキャラクターの知り合いがくれたタイニーバクを挙げた。
VIT問題はパッチ3.2で対策
11月11日からはFFXIとのコラボイベントも実施
タンクがDPSを出すために,アクセサリに禁断を行うことが常態化してしまっていることに加えて,クリアしたときの報酬が禁断を行ったものより弱いという問題点,広く“VIT問題”と呼ばれるものについて,その対策としてパッチ3.2で,禁断のマテリアクラフトの仕様変更が行われることが明らかになった。
これは,クラフターが製作した装備とアクセサリに,STR/DEX/VIT/INT/MNDといったメインパラメーターの禁断が行えなくなるというもの。ただし,マテリア用の穴の数分だけは,装着可能となっている。それによって,3.2から追加となる,いわゆる新式と呼ばれるクラフター製作の上位装備は,性能向上が施されるとのこと。
吉田氏によると,これまでは禁断前提の調整になっていたが,パッチ3.2からは禁断が行えない分,性能の引き上げが行われるということらしい。
また氏は,新式装備にはアクセサリーも同時実装されるほか,レイド報酬やトームストーン報酬にもマテリア穴が追加され,マテリアを装着できるようになると続けた。ただし,これらの装備も禁断を行うことはできないのだという。
なお,こういった仕様変更が行われるため,パッチ3.1では新しいクラフターのアクセサリー装備は実装されない。そのほか,吉田氏は,タンクのみパッチ3.2でダメージの計算式が調整される予定だと述べた。
また,2015年11月11日は「ファイナルファンタジーXI」の日,さらに同タイトルでグランドフィナーレにつながるアップデートが予定されているということで,FFXIVでも改めて同タイトルとのコラボイベントが実施される。吉田氏によると,これは以前に行ったコラボイベントではなく,グランドフィナーレに合わせたイベントが実装されるとのことだ。
そのほか,室内氏はベテランリワード960日の報酬が,ミニオン:フリオニールとワイルドローズバードに決まったと紹介。そして,e-STOREで「フードブランケット でぶチョコボ」と「フードブランケット モーグリ」の予約販売が始まったことを伝え,吉田氏が前者,室内氏が後者を実際に着て見せる一幕もあった。
パッチ3.1は拡張ディスクリリース後の初のパッチ,しかも5か月近い間が空いたこともあり,プレイヤー待望のパッチと言って過言ではないだろう。11月10日まであとわずか,プレイヤーは期待に胸を膨らませて待つことになりそうだ。
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