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ハロー!Steam広場 第166回:9種類の職業で挑む親切設計のローグライクRPG「Tangledeep」
「すちーむ」ってなぁに?というよい子のみんな集まれー! 「ハロー! Steam広場」は,PCゲームのダウンロード販売サイトSteamでリリースされた気になるタイトルやニュースを,筆者が独断と偏見でピックアップして紹介する,とっても有意義なコーナーだ。毎週欠かさずチェックすれば,ディスカバリーキューにエッチなゲームしか表示されない上級Steamerにジョブチェンジできるかも。
ハロー!Steam広場 第166回は,入るたびに構造が変化するダンジョンを舞台にした「Tangledeep」を紹介しよう。本作は,8方向移動とターンシステムを採用したオールドスクールなローグライクRPGだ。個性豊かな9種類の職業から1つを選択して,ダンジョンに挑むという内容になっている。
※お知らせ:来週(2017年8月22日)のハロー!Steam広場は,筆者取材のため休載いたします。次回更新は8月29日となりますので,ご了承ください。
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9種類の職業で挑むオールドスクールなローグライクRPG「Tangledeep」
アーリーアクセスとは,開発途中のゲームを購入して,デバッガー兼プレイヤーとして参加できる,Steamの販売形態の1つだ。今回はアメリカのインディーズ系デベロッパ,Impact Gameworksが手掛ける「Tangledeep」を紹介しよう。
本作は,入るたびに構造が変化するダンジョン「Tangledeep」を舞台にしたローグライクRPGだ。移動は8方向移動となっており,自分が行動すると相手も行動するターン制が採用されている。
また,ダンジョン内で手に入る装備は,仮に同じ名前であっても付与されるオプションによって性能が異なるので,攻略難度にドロップ運も絡んでくる。
本作には9種類の職業が用意されており,それぞれ初期ステータスやスキルが異なる。
隠密スキルやトラップなどで戦う「Brigand」,植物の力を使って戦う「Floramancer」,炎を操り剣術を得意とする「Sword Dancer」,元素魔法で戦う「Spellshaper」,剣と盾と聖なる力で戦う「Paladin」,さまざまな体術を繰り出す「Budoka」,弓を得意とするレンジファイター「Hunter」,運要素の強いスキルを多く持つ「Gambler」,槍と魔法を使うミッドレンジファイター「Husyn」といった感じで,これだけいれば好みに合うキャラクターが1人は見つかるだろう。
ゲームは拠点からスタートとなり,その後はダンジョンと拠点を行き来するようになる。拠点には,HPを回復してくれたり,アイテムや所持金を預かってくれたりするNPCがいるので,ダンジョン攻略に行き詰ったら一度帰還して準備を整え直すといいだろう。ちなみに,拠点では(HPを回復してくれるNPCに)お金を払って,職業を変えることも可能だ。
見てくれに反して本作では,ローグライク初心者に親切な仕様が多い。まず,装備に耐久度という概念がないので,壊れる心配をせずに好きなだけ振り回せるし,拠点に戻るためのポータルアイテムも無制限に使える。
また“エクストラターン”というゲージがあり,これが最大値まで溜まると,自分だけが行動できるフリーターンがもらえる。フリーターン中は,反撃を受けずに攻撃したり,安全にHPを回復したりできるので,有効活用していきたい。
一方で,肝心のHPが自動で回復しないため,ターンを無駄に消費して敵の攻撃を受け続けると回復アイテムもすぐに底を付き,ジリ貧に陥ってしまう。親切な作りになっているからといって,適当にプレイしていても先に進めるというわけではない。
ダンジョン内で死亡したときの処理は,ゲーム開始時に選ぶモードによって異なる。ゲームモードは以下の3種類だ。
◯Heroic Mode
パーマネントデス(永久死)を採用していて,ダンジョン内で死亡するとそのキャラクターは消滅。倉庫の中身を引き継いだ状態でレベル1からスタート
◯Adventure Mode
ダンジョン内で死亡してもキャラクターは消滅せず,蓄積した経験値やお金を失うだけで済む
◯Hardcore Mode
その名の通りもっと難しいモード。Heroicと同じくパーマネントデスを採用しており,ダンジョン内で死亡するとキャラクターはもちろん,倉庫の中身などもすべて失う
このゲームはHeroic Modeで遊ぶことを前提にバランス調整されているようなので,ローグライクRPGに慣れている人にはHeroic Modeがオススメだ。そうでない人は,まずAdventure Modeで感触を掴んでいくと良いだろう。鼻をほじりながらクリアできる猛者は,Hardcore Modeに挑戦してみてほしい。
本作のアーリーアクセスは年末まで行われる予定で,パッチの配信頻度も高めだ。アーリーアクセス版と製品版とでの価格差はないとのことだが,ゲーム内バランスが日々変化する状況を楽しめるのは今だけなので,興味のある人はぜひ遊んでみてほしい。
「Tangledeep」Steamストア(1480円)
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