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正解のカギはオブジェクトの角度と影。iOS向けパズルゲーム「Shadowmatic」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第758回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
子供の頃,手や人形などでさまざまな形を作り,光を当ててその影を障子や壁に映し出す“影絵”で遊んだことがあるという人も多いのではないだろうか。今回の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」では,そんな影絵をフィーチャーした新機軸のパズルゲーム「Shadowmatic」を取り上げる。プレイヤーのイマジネーションを刺激する作品だ。
iOS版「Shadowmatic」ダウンロードページ
本作は,各レベル(ステージ)に用意されたオブジェクトを360度自由に回転させ,後方の壁に正しいシルエットを映し出すことを目的としたゲームだ。オブジェクトは一見すると奇妙な形をしているが,スワイプ操作で回転させていると,影が“何かの形”に見えてくるはず。画面中央下部には6つの点で構成されたプログレスバーがあり,正解に近づくほど点灯する数が増えていくので,とにかくいろいろと動かしてみてみよう。
ちなみにオブジェクトは,2本の指で同時にスワイプすると,形を変えずに時計回りもしくは反時計回りで回転させられるので,覚えておくといいだろう。
複数のレベルで構成された「エリア」がいくつか用意されている。それぞれのエリアにテーマがあり,レベルごとの正解もそのテーマに沿ったものだ |
基本的に影絵の形が正解ならば,向きに関係なくクリアになる。回転させると今まで見えなかったものが露わになることもあるので,さまざまな角度から眺めてみるのも大事だ |
特定のレベルでは,「シークレット0/1」といった表記が確認できる。これは通常の正解に加えて,秘密の答えが用意されていることを示しており,より難度の高い“抽象的な図形”を影絵で作り上げることでクリアとなる隠し要素だ。シークレットの図形は,ゲーム中の画面右上に表示される「◎」のアイコンをタップすると一覧で確認できるが,今プレイしているレベルのシークレットがどの図形なのかは分からないので,参考にしつつ試行錯誤してみよう。
レベルが進むと,動かせるオブジェクトが2個,3個と増えていく。同時に複数のオブジェクトを動かして影絵を合体させたりする要素もあるので,どのオブジェクトがどういったパーツになるのか,しっかりと想像しながらプレイしていこう。
なお,どうしても解けないレベルがあった場合,ゲーム画面の左上にある「H」のアイコンを押すと「ヒント獲得画面」に移行できる。用意されたヒントは「ヒント1:漠然としたヒント」「ヒント2:少し具体的なヒント」「ヒント3:ヒントに繋がるタイトル」「ヒント4:正解の形そのもの」の4種類。ヒントを見るには,レベルを攻略するか課金アイテムで獲得できるヒントポイントが必要で,後半のヒントほど要求されるポイントがアップする。また,ヒント1と2は順番に使用しなければならないが,残りの2つはどちらから使ってしまっても問題ない。
難度はやや高めだが,オブジェクトを自由に動かして正解を導き出すというシステムがユニークなShadowmatic。新鮮な知的興奮を味わわせてくれる良作なので,パズルゲーム好きには声を大にしてオススメしたい。
著者紹介:トリスター/目代将規
ゲームやアニメの書籍企画,編集,シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや,一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。
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