プレイレポート
「ファンタジーライフ2 ふたつの月とかみさまの村」CBTプレイレポート。スマホで始まる“神様代理”を体験してきた
「ファンタジーライフ」といえば,2012年にニンテンドー3DS用ソフトとしてリリースされ,100万本を超えるヒットを記録した人気ファンタジーRPGだ。プレイヤーは,王国兵士や料理人,錬金術師といった12のライフ(職業)に就き,その腕前を磨いて一人前を目指していく。大筋のストーリーはあれど,どのライフに就き何を極めるか,どこへ冒険するかはプレイヤーの自由だ。
戦闘職に就いてひたすらバトルをするもよし,バトルせずに採取系の職を極め,素材集めの旅に出るもよしと,自由気ままな人生(ライフ)を歩める“独特のユルさ”が大きな話題を呼んでいた。そんな同作の続編が,スマートフォン向けタイトルとしてリリースされるのだ。
4Gamerでは,シリーズファンの期待が高まるなか開催されたCBTに参加する機会を得たので,そのレポートをお届けしていこう。今回のCBTは,マルチプレイにおけるサーバー負荷テストを目的としたもののため,実装されているライフは「王国兵士」「傭兵」「狩人」「魔法使い」の4つのみだった。
選べるライフやゲーム内機能の制限はあったものの,本作のプレイサイクルや新要素のビレッジ作成,マルチプレイの手触りを十分に楽しめる内容となっていた。本稿では,そのCBTのプレイレポートとともに,これまで公開された基本情報もまとめて紹介していこう。
「ファンタジーライフ2 ふたつの月とかみさまの村」公式サイト
いい意味で悩ませてくれる充実のアバターエディット
まず驚かされたのが,このパーツのボリュームだ。それぞれのパーツの選択肢が多く,思わず「おおっ」と声をあげてしまうほどの充実っぷりで,顔のパーツに至っては大きさ,位置を微調整できる機能付きだ。細部までこだわりたい人にとってはうれしい仕様だろう。
はやく冒険へ出かけたい気持ちはあったものの,髪型を選ぶだけで軽く10分,顔のパーツ選びでもう10分,気付いたらアバターエディットだけで20分経過していた。どのパーツを組み合わせても大体かわいく仕上がるせいか,ついついあれやこれやと試したくなるのだ。
プレイヤーが就けるライフは全12種類。戦闘系ライフのほか,木材や鉱石,魚を入手できる“採取系ライフ”と,素材を元に装備やアイテムを作れる“制作系のライフ”が実装予定だ。今回は,傭兵のマスター・セルヴァンテス曰く,「独特の雰囲気が特徴」という傭兵を選んでみた。同じ戦闘系である王国兵士よりも攻撃スピードが遅めな代わりに,一撃の威力が大きいパワータイプのライフだ。
今回のCBTで体験できなかった採取系,制作系のライフもチェックしておきたい人は,公式サイトで公開中の最新PVに目をとおしておくといいだろう。
■戦闘系
王国兵士 |
傭兵 |
狩人 |
魔法使い |
■採取系
採掘師 |
木こり |
釣り人 |
■制作系
大工 |
裁縫師 |
鍛冶屋 |
料理人 |
錬金術師 |
懐かしのファンタジールで神様代理,始めます!
本作はシリーズの正統な続編となっているらしく,冒険の舞台はおなじみのファンタジールだ。プレイヤーはひょんなことから神様代理を務めることとなるのだが,この詳しいいきさつやストーリーは正式サービスで確かめてほしい。シリーズをプレイしている人なら「おおお!」となるはずだ。
アバターエディット,導入のチュートリアルを終えたらいよいよ冒険の地へ。植松伸夫氏が手がけた懐かしいBGMを耳にすると,寝る間を惜しんでファンタジーライフを遊んだ日々を思い出してジンワリ目頭が熱くなった。ただいま! ファンタジール!(涙)
神様代理としての大まかな目的は2つあり,1つ目が神様手帳に記されたミッションをこなして,神様代理としての力を高めること。2つ目が,自由なライフに就き試練をクリアしてそれぞれのライフを極めていくことだ。
神様パワーを高めるとゴッドボーナスをもらえたり,活動の拠点となるビレッジ内に設置できる施設が増えたりする。ライフを極めていけば,新しい技を習得できるほか各ライフのランクに応じて冒険できるマップが広がる。プレイサイクルとしては,ビレッジからさまざまなフィールドへ冒険に出かけ,その合間におつかい(クエスト)をこなして,自分の拠点を発展させていく流れになるだろう。
冒険へは,スター像からスタークエストを受注するか,ギルドでのクエスト受注/マルチクエストによって出発できる。もちろん,クエストを受けずに好きなフィールドを探索することもでき,気ままに冒険できる独自のユルさは健在だった。
フィールド上の木や釣り場,鉱石から素材を採取できる。CBTでは自分が採取系のライフにつけなかったため仲間のキャラクターでしか採取できなかった。
4人でパーティを組み冒険へ出かける。ソロプレイ時は,仲間のアイコンをタッチして操作キャラクターを変更しよう |
釣り人で魚釣りに挑戦! 表示されるガイド通りに入力して魚を釣り上げよう。大物,釣れないかな……? |
冒険の主な拠点はビレッジと星の庭園の2つ。ビレッジでは,施設を建てて自分だけの拠点を築けるほか,スタークエストを受注したり,設置した施設で仲間の訓練や仕事を依頼したりできる。星の庭園は神様ミッションの報告や,ライフジェムを消費して「仲間召喚」「武器・防具召喚」を行うための場所だ。
手のひらに広がる心地いい手触り
3DSでシリーズをプレイしていた人からすると,スマホ版の操作感も気になるポイントのひとつだろう。本作におけるキャラクターの操作は,画面の好きな場所をタッチしたまま進みたい方向へスライドすることで移動し,画面タップで武器を構え,連続タップによってコンボ攻撃,フリックで回避できるほか,画面長押しによってSPを消費する強力な攻撃を放てる。
キャラクターの操作が指一本で完結する“お手軽感”は,一般的なスマホ向けアクションゲームを踏襲しており,これまでのシリーズをプレイした人でも違和感なく入り込めるプレイフィールだと感じた。
攻撃,回避によるヒット&アウェイも難なくこなせ,違和感なく手になじむ |
フィールド上の冠ボスを倒すとビッグアイテムと呼ばれる箱がドロップすることも。箱をギルドまで運搬する手間がなくなったのは,うれしい反面ちょっとさみしい…… |
なにより,今まで冒険してきたフィールドをスマホでそのまま冒険できる喜びはひとしお。シリーズをプレイしていた人なら,フィールドを進むたびに,「このあたりにバハ・ハがいて,この高台にキャロッテがいて,ここにキャンプがあって……」と記憶を思い起こしながら歩みを進める楽しさも体感できるだろう。
基本的にギルドで受注したクエスト以外では,フィールドとビレッジの行き来は自由となっており,ちょこっと冒険し,サクッと帰還するスキマ時間に合わせた冒険もできそうだ。
プレイヤーの個性が活きるビレッジ作り
本作からの新要素ビレッジについても紹介しておこう。冒険の拠点となるビレッジでは,リッチ(お金)や素材を使ってさまざまな施設を建てられる。建設できる施設には,仲間を育成するもの,仕事を依頼してアイテムや装備を作ってもらうもの,アイテムを購入できるお店,ちょっとした休憩ポイントなど,その種類はさまざま。
見た目を重視したビレッジ作りももちろん大切だが,仲間のライフを活かせる施設を建設することで,より冒険に役立つ拠点へと発展していく。建てられる施設の選択肢が豊富で,何から建てるべきか,どこに建設するかが非常に悩ましい。
制作系の施設を作れば,裁縫師や鍛冶屋,料理人,錬金術師の仲間に,装備の作成や強化の依頼ができる |
初期のビレッジには邪魔な木や岩がゴロゴロ。“神さまのピッケル”や“神さまのオノ”をキグルミ族に渡して取り除いてもらおう |
とにかく気になるのは,採取系ライフや制作系ライフが加わることでゲーム内にどのような変化が起きるかということだ。ビレッジ内でひたすらアイテムを作ったり,戦わずしてアイテムだけを集める採取の旅に出たりと,冒険の面だけでなくビレッジにおいても楽しみ方がガラッと変わるのではないかと期待がつのるばかり。早く料理人のライフを極めてフライパン片手に冒険へ出かけたいでーすよ!
なお,正式サービス開始前に事前登録第2弾が実施されることが発表されているので,もう一度ファンタジールで冒険をしたい人,これを機に自由気ままなライフを楽しみたい人は,公式サイトで事前登録を済ませておこう。
ご『ファンタジーライフ2』正式サービス開始に向け、事前登録第2弾の実施も予定しています。正式リリースの時期も含め、詳細については改めてお知らせいたします。
— ファンタジーライフ2公式 (@L5_fantasylife) 2016年8月1日
「ファンタジーライフ2 ふたつの月とかみさまの村」公式サイト
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