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「モンスターハンター ストーリーズ」の最新情報が明かされたプレス発表会をレポート。CMキャラクターのDAIGOさんやナビルー役のM・A・Oさんも登壇
「モンスターハンター ストーリーズ」公式サイト
「モンスターハンター ストーリーズ RIDE ON」公式サイト
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発表会の冒頭に登壇した「モンスターハンター ストーリーズ」のプロデューサー 辻本良三氏は,本作の構想自体は7年近く前からあり,ようやく実現できたことを感慨深そうに語った。
発表会のMCを務めたフジテレビ アナウンサー 宮司愛海さん(左),「モンスターハンター ストーリーズ」プロデューサー 辻本良三氏(右) |
プレゼンテーションには「モンスターハンター ストーリーズ」世界観ディレクターの藤岡 要氏(左),同ディレクターの大黒健二氏(中央)が登壇 |
ゲームのプレゼンテーションでは,主人公が「モンスターライダー」と呼ばれる民族であることが紹介された。ハンティングアクションであるシリーズ作品でプレイヤーが操作するのは「ハンター」だが,モンスターライダーはそれとは異なり,モンスターをより身近に感じられる設定となっているという。ゲーム中では両者の対比も描かれるとのことだ。
モンスターのタマゴを拾った主人公(プレイヤー)と2人の幼なじみが,「絆あわせ」の儀式を真似て遊んでいたところ,そのタマゴからリオレウスが孵ってしまったところから物語の幕が上がる。
ストーリーのキーワードとして明かされたのが,「黒の凶気」と称される謎の現象だ。環境に悪影響を与えるこの現象によって,主人公達の村も蝕まれてしまい,彼らはそれぞれの思いを胸に冒険の旅に出ることになる。
主な登場人物は,すでに発表されている主人公やその相棒となる「ナビルー」,幼なじみのシュヴァルとリリアらに加え,新たにシモーヌ隊長のビジュアルが公開された。
シモーヌ隊長は,黒の凶気について調べている王立書士隊に所属しており,その関係で主人公達にも関わってくる模様。また,こちらもすでに紹介されているリヴェルトとは,旧知の仲とのこと。
もちろん,シリーズ作品でおなじみのジンオウガやラギアクルスといったモンスターも多数登場する。
また,主人公の仲間となるモンスター「オトモン」は,それぞれ「ライドアクション」と呼ばれる固有のアクションを持っている。たとえば,ラギアクルスであれば水のあるところを泳いで移動でき,ブラキディオスなら岩を砕いて道を切り開くことができるという。
そうしたモンスター達の生態には,従来のシリーズ作品と同じくこだわり抜かれていて,それに合わせた「森丘」「雪原」「砂漠」などのフィールドが登場する。なお,RPGである本作では,それらのフィールドが地続きになっている感覚を得られるとのことだ。
実機によるデモプレイも披露された。ラギアクルスのライドアクションである水中移動や,弱いモンスターとのバトルを避ける「咆哮」,そしてモンスターの巣からタマゴを入手して,新たなオトモンを仲間にするまでの一連の流れなどが紹介された。
モンスターの巣はフィールドの各地に点在しており,その内部は自動生成ダンジョンとなっている。ダンジョンの最深部に眠るモンスターと共にタマゴがあり,その柄によって孵るモンスター種(飛竜種や牙獣種など)が異なるという。つまり,眠っているモンスターのタマゴというわけではなく,クジ引きのような感覚と捉えると分かりやすいかもしれない。
自分が欲しいモンスター種ではない柄のタマゴを引いたときには,引き直すことができる。ただし,その場合は眠っているモンスターが起きてしまう可能性が高くなり,バトルに突入しやすくなる。
バトルシステムは以前のプレイレポートで紹介したとおり,通常攻撃にはパワー/スピード/テクニックという3タイプがあり,3すくみの状態になっている。モンスターの攻撃にも同じく3タイプがあるので,その組み合わせによって効果が上下する仕組みだ。ちなみにそれぞれのモンスターのイメージに応じて,繰り出しやすい攻撃タイプを設定しているとのこと。
さらに,モンスター固有の必殺技にあたるのが「絆技」だ。「絆ゲージ」を溜めて放つことになるのだが,絆技を使える状態になったあと,さらに通常攻撃を成功させてレベルを上げ,威力を高めることができる。ただし,通常攻撃に失敗すると絆ゲージが減ってしまうというリスクもあり,局面に合わせて使い分ける必要がありそうだ。
オトモンについては,「伝承」と「対戦」が紹介された。
伝承は,それぞれのオトモンが持つ「絆遺伝子」を掛け合わせて,隠された能力を引き出すというシステムである。絆遺伝子は3×3マスで表現されており,ビンゴのように縦横斜めのいずれかで同じ色または柄が3つ揃うと,オトモンに新たな攻撃を追加できる。たとえば,本来ウルクススは氷属性のモンスターだが,伝承を利用すれば火属性の攻撃も可能となるのだ。
また,対戦機能はローカル通信とオンライン(インターネット)の両方で楽しめることが明かされた。
会場には,「モンスターハンター」シリーズの熱心なファンとして知られるDAIGOさんがスペシャルゲストとして登壇。DAIGOさんは「モンスターハンター クロス」に引き続き,「モンスターハンター ストーリーズ」のCMキャラクターを務めるということで,「まさにDGZT(DAIGO続投)。大好きなシリーズなので,本当に光栄です」と感想を語った。
さらに,DAIGOさんは「新しい『モンスターハンター』が遊べるということで,すごくワクワクしています。RPGならではの深い魅力が楽しめそう」とコメント。主人公がオトモンに乗って移動したり,絆技を繰り出したりすることにも強い関心を見せ,「想像もしていなかったことなので,本当に楽しみ」と大いに期待を寄せていた。
ちなみに,DAIGOさんが乗ってみたいオトモンは大好きなジンオウガ,そしてブラキディオス。使いたい武器としては,シリーズでずっと使っている大剣を挙げた。
「モンスターハンター ストーリーズ」のコラボレーション情報も発表された。まずはDAIGOさんが会場で着ていた衣装と,DAIGOさんがデザイン監修したという大剣「DAI剣」だ |
サンリオの「ポムポムプリン」をモチーフにしたナビルーの衣装。DAIGOさんは「可愛い! さっきもこの姿で出てきてほしかった」と,これまた率直な感想を述べていた |
辻本氏との対戦後,あらためてコメントを求められたDAIGOさんは「本当にMHMH(モンハン,マジHOT!)ですね。すごく発売日が待ち遠しいです」と,「モンスターハンター ストーリーズ」への期待をあらためて熱く語っていた。
辻本氏いわく,「モンスターハンター」シリーズのアニメ化は,これまでにも何度か話が持ち上がっていたという。それが今回ようやく実現した理由として,RPGである「モンスターハンター ストーリーズ」がリリースされるタイミングであること,そしてフジテレビの熱意に「このタッグでやってみよう!」と思ったことの2点が挙げた。
一方,松崎氏は「モンスターハンター ストーリーズ」が全年齢対象(CERO A)であり,フジテレビの考えるアニメ戦略と合致すること。さらにシリーズが12周年を迎え,親子で楽しめるコンテンツとなっていることから,今回の話を進めることにしたと語っていた。
登場人物のキャラクターボイスについては,主人公・リュートを田村睦心さん,ナビルーをM・A・Oさんが担当することが発表された。なお,ゲームとアニメの声優陣はほぼ同じになるとのこと。
会場にはスペシャルゲストとしてM・A・Oさんが招かれ,今回の起用について「本当に驚きました。同時に光栄だと思います」とコメント。辻本氏によると,ナビルーはコミカルだったり真面目に説明するシーンがあったりと,さまざまな表情を見せるが,M・A・Oさんの演技はピッタリだったという。
松崎氏も,ナビルーが難しい役どころであるにも関わらず,すべて愛らしく表現してしまうと,M・A・Oさんを称えていた。
ちなみにアニメでは日本語を使うナビルーだが,ゲームだと特殊な「モンハン語」で会話をする。M・A・Oさんは「モンハン語は,英語とも何語とも言えないような難しい言葉」と表現していたが,辻本氏によると「ほぼぶっつけ本番なのに難なくこなしていた」。
また,「モンスターハンター ストーリーズ」の魅力について,M・A・Oさんは「壮大な『モンスターハンター』の世界観の中で,初のRPGとして展開される物語」とコメント。ナビルーを含めたさまざまなモンスターの個性が見られることにも惹かれると話していた。
松崎氏によると,「モンスターハンター ストーリーズ RIDE ON」は基本的にゲームの内容に沿った展開になっているが,アニメオリジナルのエピソードも描かれるとのこと。ゲームをプレイした人が楽しめるのはもちろん,そうでない人にも「ゲームを遊んでみよう」と思ってもらえる仕上がりを目指しているそうだ。
また,アニメの主題歌は「大人も子どもも口ずさめるもの」を鋭意制作中とのこと。
発表会の最後には,辻本氏が「ようやくゲームとアニメの内容を紹介できる段階に漕ぎ着けました」とコメント。続けて「これまでアクションゲームとして続けてきた『モンスターハンター』シリーズの,もう一つの柱としてRPGの『モンスターハンター ストーリーズ』を大事に育てていきたい」と意気込みを示していた。
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