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[G-Star 2015]スケールの大きな戦いに注力したスマホアプリ,「Lost Kingdom」の見どころを聞いた
Chang氏によれば,5〜6年前に韓国でスマートフォンが登場したとき,スマホ向けのライトゲームを通じて多くの人達がゲームという娯楽を知り,ゲーム人口が爆発的に増えたという。そして,彼等はゲームに慣れ,さらに面白いゲームを求めるようになり,その需要に各メーカーが応じることで,ミドルコアなゲームが誕生したと続けた。
そういったミドルコアなゲームは,既存のPCオンラインゲームを中心に遊んでいるハードコアなゲーマーにとってもプレイの対象になっていく。そんなライトゲーマーとハードコアゲーマーのニーズがぶつかったとき,いい位置にいたのが同社の「BLADE for Kakao」であり,同作は大韓民国ゲーム大賞2014で大賞を受賞するという成功を成し遂げたという(関連記事)。
今後は,スマホアプリのさらなるミドルコア化が進むとChang氏らは考えている。そのニーズを先読みしたうえで,「Lost Kingdom」を開発したというわけだ。
それならば,「Lost Kingdom」は「BLADE for Kakao」よりもコア寄りのゲーム性を実現していることになる。その点について尋ねたところ,既存のアクションが「戦闘」に注力しているのに対して,「Lost Kingdom」では大規模バトル,すなわち「戦争」に注力しているとChang氏は述べた。
詳細については教えてもらえなかったものの,レイドやギルドバトルで膨大な数の敵と壮絶なバトルを繰り広げたりなど,戦闘を上回るスケールのコンテンツが盛り込まれているという。それ以外にもフレンドとの協力プレイを楽しんだり,自分の村を育成したりなどの要素があり,本作で体験できる戦争により,スマホ向けのアクションRPGは次の世代へと進化するだろうと自信のほどを語ってくれた。
G-Star 2015に合わせて公開されたLost Kingdomのコマーシャルにはハリウッドスターのオーランド・ブルームさんが起用されているが,これも,本作が注力する大規模バトルに通じるイメージのある映画「ロード・オブ・ザ・リング」でレゴラス役を演じたことから,白羽の矢が立ったとのこと。
開発は終盤にさしかかっており,順調に進めば,2016年の早い時期にまず韓国で配信される予定だ。韓国でのサービスが順調にいけば,いずれは日本での展開も考えたいとのことだった。
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