連載
結のほえほえゲーム演説:第13回「あんなことができたらいいんですがのう♪ VR空間で『ぷよぷよ』『俺の料理』妄想を炸裂させよ!」
先日のE3 2016にてPlayStation VRの発売日や,多数の対応タイトル多数が発表されましたね。先週末には日本でも予約受け付けがスタートし,早くも激しい争奪戦が繰り広げられています。
Twitterにはハッシュタグ「#VR化して欲しいゲームあげていこう」が登場するなど,VRに対応してほしいタイトルをあれこれと考えて遊ぶような流れが生まれていました。
そこで私も,VR化してほしいタイトルについて考えてみます。
「ぷよぷよ」
突然ですが,作中での対戦「ぷよぷよ勝負」という概念について,皆さんはどのようにお考えでしょうか。
そもそも,対戦で同じ色のぷよが四つそろうと消えるのは,「オワニモ」という魔法の効果によって,ぷよが時空の彼方に消し飛ばされているから……という設定があります。これは「魔導物語 道草異聞録」で,アルルがオワニモを開放したことがぷよぷよの世界につながっているからなんですね。
登場キャラクター達が物理的にぷよを積んでいたり,敗者がおじゃまぷよに埋もれている絵などから,
連鎖(魔法)を使って,ぷよを時空の彼方に飛ばしていく。
溢れさせてしまうと(自分が埋もれてしまうと?)負け。
というイメージであるものと私は考えます。
つまりですよ,もしぷよぷよがVRでプレイできるようになったとしたら……。ぷよを自らの手で,目の前に積み上げることができるんじゃないでしょうか。
そっと触れてみると,どうでしょう。柔らかく,しっとり潤いがあり,はずむような弾力。まさに天にも昇る感触です。ほんのりと果実のような香りすら漂ってきそうです。
壊れそうな宝物を包むように腕に抱えながら,一つ,また一つと積み上げていきます。そして同じ色のぷよが四つ集まったその刹那,名残を惜しむ間もなく,ぷよは時空の彼方へ儚くも消え去ってしまうのです……。
一連鎖という「ファイヤー」以下の事象が,こんなにもドラマティックであったのだということを,プレイヤーは思い知らされることでしょう。だからといって感傷に浸ってはいられません。敗北時にはおじゃまぷよに埋もれる恐怖が待っているのですから,心を鬼にして,ぷよを積んでは消し,積んでは消しを繰り返すしかないのです。
2Dパズルの代名詞であるぷよぷよの設定を忠実に再現し,2Dを飛び出す未来,見たいです。ばよえーん。
「俺の料理」
恐るべきことに店主の仕事はキッチンだけにとどまりません。皿洗い,両替はもちろんのこと,ゴキブリを退治したり,食い逃げが現れれば店外まで追いかけて捕まえます。
そう。この店にキッチンやホールなどの概念はないのです。アルバイトを雇うなど,ただの甘え。ブラック企業も真っ青,これが本当の「注文の多い料理店」です。
さらに驚くべきことに,これらの動作すべてが「左右のスティックを傾けたり回したりする」だけで行えます。単純なように聞こえますが,それぞれの動作を行う「旗揚げゲーム」のような瞬発力が問われるのです。
さまざまな注文を一気にこなしている時の「俺は今……店を一人でさばいている!(額の汗を拭い朝日を見つめながら)」という高揚感は尋常じゃないです。
しかし,店主の苦労はきっとこんなもんじゃなかったはずです。あらためて我々は,この店主とシンクロするべきではないでしょうか。VRの力を借りて!
VR版俺の料理では,さらなる知力,体力,時の運が試されることでしょう。
そして体力。きっと店主はキッチンとホールを一日中,何度も何度も駆け回ることになるはず。強靱な体力が必要不可欠となってきます。混雑時には「ラーメンお待ち! えっ頼んでない? あっちの3番テーブルだった!」といったホールトラップが発動することもあるはず。
最後はやっぱり時の運。冷静さを欠いてしまうような状況こそ,運を天に任せる店主の落ち着きが必要でしょう。VRになったキッチンでは,コンロが何口備え付けられていて,何口が使用中なのかも,自分の目で確かめなければなりません。コンロを必要とする注文が同時に重なりまくったりしないように願いつつ,全知全能の神になったような気持ちでキッチンを見渡しましょう。
こうした困難に負けることなく,ビールを黄金比で注ぐことができたら,思わずうっとりしてしまうはず。食材の状態を見ながら茹でる時間を計ったりするのも楽しそうです。食材の鮮度チェックも忘れちゃいけません。
嗚呼,さばきたい。VR空間で客の注文をさばきたい。
さて,再来週の7月6日(水)に,「カルドセプト リボルト」発売直前生放送にMCとして出演いたします。セプターとしてこの身に余る光栄。よろしくお願いいたします。がっぽり。
最近プレイしているゲーム(2016/6/25)
PlayStation 4:「Mighty No. 9」
PlayStation 4:「ドラゴンクエストヒーローズII 双子の王と予言の終わり」
PlayStation 4:「GUILTY GEAR Xrd -REVELATOR-」
PlayStation 4:「アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝」
PlayStation Vita:「喧嘩番長 乙女」
ニンテンドー3DS:「逆転裁判6」
ニンテンドー3DS:「カルドセプト リボルト スタートダッシュVer.」
iOS:「スマッシュドラグーン」
iOS:「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ」
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