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PlayStation VR専用ゲーム「The Modern Zombie Taxi Co.」が発表。タクシードライバーになって脆いゾンビ達を運ぶ,おバカ系シミュレーター
ゾンビアポカリプス後の世界を舞台にした本作は,もともと「MODERN ZOMBIE TAXI DRIVER」というOculus Rift向けのタイトルで,2014年開催のBitSummitにおいて賞を獲得した,物理シミュレーションとドライブアクションを合わせた作品だ。
“ゾンビアポカリプス”などというと,文明が崩壊したおどろおどろしい世界を想像してしまうところだが,本作ではロンドンと思われる都市において,ゾンビ達が社会を築いて楽しく暮らしているという,奇天烈な発想のもとに作られている。
プレイヤーは,そんなゾンビ達を客として迎え,彼らの要求に応えていくタクシー運転手になるのだが,ゾンビ達は肉体が脆いためか,後部座席でじっとしていられない様子で,曲がるたびにゴロゴロしたり,座席からずり落ちてしまったりするのだ。
もっとも,それはゾンビであるプレイヤーキャラクターも同じこと。ハンドルを握ることはもちろん,それを回転させることもままならず,路上のオブジェクトにガンガンぶつかったり,散歩中のゾンビ達に衝突したりしてしまう。「Job Simulator」や「Sergeant Simulator VR」など,ラグドールが見せる面白い挙動を逆手に取った物理シミュレーションゲームがVRに次々と参入しているが,このゲームも相当プレイヤー達を泣かせることになりそうだ。
そして本作の興味深いところは,「ゴッド・オブ・ウォー」などで知られるSony Computer Entertainmentのサンタモニカスタジオが,開発陣として名を連ねているという部分。今回のイベントではプレイアブルデモは公開されていなかったが,それなりに作り込まれてくることは十分に予想されるため,発売を楽しみにしたい。
「The Modern Zombie Taxi Co.」公式サイト
- 関連タイトル:
The Modern Zombie Taxi Co.
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