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[JAEPO2016]人気アニメを再現した世界観・デバイスで巨人を駆逐せよ。「進撃の巨人 TEAM BATTLE」ステージイベントレポート
人気アニメ「進撃の巨人」をアーケードゲーム化した本作。昨年のJAEPO 2015でプロジェクトが発表されてから1年が経過したが,今回のステージイベントでは,ついに実際の筐体が披露された。参考出展とのことで残念ながら試遊台はなく,デモプレイが披露されたのみだったが,開発者のプレイから本作のゲームの流れやスピード感を確認できたので,その模様をお伝えしよう。
原作っぽい壁を模したパーティションで区切られた同社のイベントコーナーには,エレンとリヴァイの等身大フィギュアも設置されていた |
ブース内に入ると,筐体とともに巨人の顔のオブジェが。カプコンブースの裏側から見ても頭頂部がハミ出るほどの大きさ |
ステージでは,プロデューサーの今澤健弘氏とディレクターの河野禎則氏が,映像を交えつつ本作のポイントを語った。まず注目したいのが,原作の超硬質ブレード(の持ち手部分)を模したコントローラだ,ゲーム中は,これを両手に持って操作することになるが,初心者用モードでは右手のコントローラーだけで操作もできるという。
このコントローラを使ってゲーム中でワイヤーを発射し,建物や巨人に打ち込むことで「立体機動装置」の名が表すように空中を立体的に移動できる。デモ映像では巨人の正面からワイヤーを打ち込み,アンカーを軸に空中で弧を描いて巨人の裏に回り込んでから,うなじを斬りつけるといった,華麗な動きも披露された。原作の立体機動装置の動きと素早さは,本作でもうまく再現されている様子で,河野氏も直感的に動かせるように作っているとコメントしていた。
ステージでゲームを解説した本作のプロデューサー今澤健弘氏(右)とディレクター河野禎則氏(左) |
開発者のデモプレイでは,前述の空中での回り込みといったゲーム中で再現可能なアクションを実際に見せてくれた |
ゲームモードは,いわゆる店内協力プレイとなる「シチュエーションモード」と,4対4の全国オンライン対戦となる「チームマッチ」が存在する模様。
シチュエーションモードは,原作の場面を再現したミッションを,ほかのプレイヤーと協力して切り抜けていくことになる。チームマッチは,人間同士が立体機動装置で戦う場面が,原作のイメージからすると少々想像しにくいものだが,「エレンが巨人になったり」といったコメントもあったので,人間と巨人が入り乱れて(協力し合って)対戦する形になるのかもしれない。
最後に今澤氏と河野氏は「オペレーター,プレイヤー双方に喜んでもらえるよう全力で作っています。2016年の稼動時には,皆さん奮って心臓を捧げてください」とコメントして,ステージイベントを締めくくった。正式稼動はまだしばらく先の話となるが,続報に注目していきたい。
筐体に触れて“超硬質ブレード”の作りをチェックしてみた
最後に,プレイこそできなかったものの,筐体に触ることができたので各操作デバイスの役割と,開発者のデモプレイから見て取れた本作の基本的な仕様などについて紹介しよう。開発中のものであり,稼動もかなり先であることから仕様変更の可能性はあるものの,本作の雰囲気を感じてもらえればと思う。
まず,親指のアナログスティックは通常の移動に使用する。移動速度は遅く,地上を歩いていると巨人から襲われやすくなるとのこと。中指にあるトリガーは,立体機動装置のガスをふかすボタンだ。いわゆるダッシュボタンのような役割で,高速で移動が可能だが,使い過ぎるとガス欠となり使用できなくなるようだ(原作とは違い,時間経過でチャージされていたが)。いざという場面でガス欠にならぬよう,画面中央の照準脇にあるガスの残ゲージに注意を払いつつ使うことになるだろう。
人差し指のトリガーは超硬質ブレードによる攻撃に使用する。デモプレイでは,一人が巨人の足を切り払ってダウンさせ,もう一人が巨人の弱点であるうなじを切るといったコンビネーションプレイも見られた。巨人に噛まれている仲間を,巨人を攻撃することで救い出すといった場面もあり,協力プレイが重要になりそうだ。
「進撃の巨人 TEAM BATTLE」公式サイト
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進撃の巨人 TEAM BATTLE
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