スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」では,
第342回で取り上げた「策馬入山林」(
iOS /
Android)のクリエイターによる新作,
「説剣」(
iOS)を紹介しよう。
ダウンロード価格は360円(税込)でアプリ内課金なし
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本作は,剣の道を極めんとする剣客のストーリーを描いたアクションゲームで,全6章の物語を楽しめる作品だ。これを聞いた限りでは,なんとなくチャンバラのシーンを想像すると思うが,本作における
剣尖(けんせん)の動きやぶつかり合いは水墨で表現され,どちらかと言うと「書道」的なプレイフィールになっている。
刺客が師匠に教えを乞う最初の章。スワイプ操作で下書きのとおりに字を書くことになる
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続く第2章では,刺客が複数の敵と対峙する。急速に伸びてくる赤い筆跡の先端を払うように,指で画面をなぞるのだ
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各章の始めにチュートリアルが用意されているが,最終章にはノーヒントで挑まなければならない
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ゲームの難度は,宗師>古参>新参の3段階から選べる。難度に関わらず全章をクリアするとフリーモードが開放されるので,新参から遊び始めてもデメリットはない
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物語は約30分でクリアできるため,ボリュームの物足りなさに不満を覚えるところだが,アクション部分の新鮮なプレイフィールには舌を巻くこと請け合い。興味が湧いたという人は,購入を検討してみてほしい。
著者紹介:トリスター/目代将規
ゲームやアニメの書籍企画,編集,シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや,一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。