プレイレポート
4人の主人公がそれぞれの思惑を胸に“空を潜る”。スマホ向け新作RPG「LINE 潜空のレコンキスタ」先行体験会レポート
「LINE 潜空のレコンキスタ」公式サイト
梶 裕貴さんを始めとする豪華声優陣がキャラクターボイスを担当するのも大きなトピックだ。先行体験会での内容をもとに,そんな本作のゲーム概要やインプレッションをお伝えしよう。
目指すのは海の中にある“もう1つの世界”
ゲームの世界観は王道ファンタジーの雰囲気だが,海の中に“もう1つの世界”が存在するというユニークな設定がある。元々は「ファランティス」と呼ばれる世界のみ存在すると思われていたのだが,人類が開発した「潜空挺」によって,そのもう1つの世界──魔族が統治する未開の大地が発見されたのだ。
そして人類の歴史は,この発見をきっかけに“大降海”時代へと突入する。ゲームの主人公となる「エッジ」(CV:梶 裕貴),「サイラス」(CV:柿原徹也),「ミランダ」(CV:茅野愛衣),「ソニア」(CV:木戸衣吹)の4人も,それぞれの思惑を抱きながら,潜空挺「サンタマリア号」に搭乗し,冒険へと旅立つ……というのが冒頭のストーリーだ。
エッジ |
サイラス |
ミランダ |
ソニア |
オーソドックスなコマンド選択式バトル
「LINE」レベルで交流可能なチャット機能も
本作のバトルシステムは,RPG定番のコマンド選択式を採用。敵の弱点を突いたり,攻撃と支援を状況に応じて使い分けたりといった具合に,RPGが好きならすぐにプレイのコツをつかめるはずだ。
4人のプレイヤーが協力して戦う「レイドバトル」や,8人のプレイヤーが対人戦を繰り広げる「PvPモード」も用意されており,体験会のバージョンを通じて十分な遊び応えを感じられた。
バトル中に定型文やスタンプを使い,ほかのプレイヤーとのコミュニケーションが可能で,パーティ間の情報交換をスムーズに行えるという点も魅力だった。強敵が相手となるレイドバトルや,駆け引きが深くなるPvPモードでは,いかにパーティメンバーと情報を共有し,連携できるかがカギになる。
関根氏いわく,このチャット機能は「LINE」レベルの快適さを目指して開発中とのことだが,体験会の時点で手触りは良かったので,正式版への期待が高まった。
この上級職には「ガンナー」と「ブロンズバロン」が存在し,上位のジョブへと転職することで基本職にはない強力なスキルを習得できるが,強さの方向性はそれぞれで異なっている。
どのジョブを選んで育てていくかもプレイヤーを(嬉しい意味で)悩ませるポイントとなっているのだ。
レイドバトルとPvPモードを体験
まずは,4人のプレイヤーが協力して挑むレイドバトル。強力な「ブリザードドラゴン」を相手に戦う内容で,筆者はヒーラーの「ソニア」としてパーティに参加した。説明不要だと思うが,ヒーラーは回復やバフで味方を支援するジョブだ。スキルの発動タイミングを見誤れば仲間を危機に陥らせてしまうが,初見プレイでも回復,バフを適切に使い,なかなか手ごわいブリザードドラゴンを倒せたので,正式版でも「どう動くべきなんだろう」と迷うことはないと思われる。
アタッカーやヒーラーなど,それぞれの役割がきっちりと確立されている印象で,自然と連帯感が生まれてくるのもレイドバトルの面白いところだ。
もう一方のPvPモードは,8人のプレイヤーが4対4で戦う対人コンテンツだ。NPCではなく人間が相手となるため,先ほどのブリザードドラゴン戦が生ぬるく思えてしまうほどの緊迫したバトルが楽しめる。勝つには2手3手先を読んで対抗しなければならない。
筆者はアタッカーの「エッジ」としてPvPに参加したのだが,エッジの物理攻撃をほぼ無力化されたり,弱点属性を突かれたりと,こちらの手を次々と読まれてしまい,大した活躍もできないまま敗北を味わってしまった。先行体験会の参加者は全員が初見プレイのはずなのに,ここまで差が出るものなのか……。
最後に,本作のマネタイズにも触れておこう。精霊の力を武器に宿す「精霊カード」がガチャなどを通じて入手でき,「物理/魔法攻撃」「ステータスアップ/ダウン」といったさまざまな効果を持つ10枚の精霊カードからなるデッキを使用して,バトルに挑むことになる。
ただし,各精霊カードにはコストが設定されており,プレイヤーは戦闘中のターン進行に応じて増加する所持コスト分の手札を切れるという仕組み。さらにパーティメンバーと“属性”を合わせると「チェイン」が発動して効果が大幅にアップするシステムなので,あくまで先行体験会でプレイした限りの感想だが,レア度の高い精霊カードをたくさん持っていれば有利,というわけではなかった。
むろん,カード資産が多い人ほど戦略の幅が広がって有利な面はあるが,スマホ向けRPGにおいて「戦い方次第で格上に対抗できる」というのは決して無視できない貴重な要素だろう。その部分が正式リリース後に果たしてどうなるのか,という意味でも潜レコが遊べる日を楽しみに待ちたい。
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