「The Last of Us Part II」のタトゥーデザイン公開。実は，2016年9月に明らかになっていたものだった

　Naughty DogとSony Interactive Entertainmentが制作をアナウンスしたアクションアドベンチャー「The Last of Us Part II」のアナウンストレイラーで，本作の主人公エリーの右腕に記されていたタトゥーのデザインが公開された。Naughty DogのクリエイティブディレクターNeil Druckmann氏のTwitterで公開されたもので，コスプレイヤーが自分で描けるようにするためだとのこと。


　カリフォルニア州アナハイムで開催されたファンイベント「PlayStation Experience 2016」でサプライズ発表された本作。19歳に成長したエリーが，血だらけになりながらギターの弾き語りをするというティザームービーが同時に公開されたが，印象的だったのは，エリーの右腕にシダのタトゥーが彫られていたことだ。実はこのアートワーク，2016年9月の時点でNaughty Dogが公開していたのだが，続編のヒントになっているとは誰も気付かなかったものでもある。


　MondoというTシャツ販売サイトとのコラボレーションのため，アーティストのケヴィン・トン（Kevin Tong）氏がデザインした特製ポスターに描かれていたのは，右腕に植物がからみつき，二匹の蛾が周囲を飛び回っているという絵柄だった。植物の根は血管に続いており，もしこの腕がエリーのものなら，彼女の体に何らかの変化が起きていることを示唆しているようにも思える。
　しかも，Tシャツの販売が開始された9月26日は，ゲーム内では人々を狂暴な“インフェクテッド”に変化させる植物性の病原菌，Cordycepsの蔓延が始まった日であるとされているのだ。

　そんな，ゲームのただならないバックストーリーを思わせるアートワークだが，エリーがその右腕で弾いている曲は，2012年にShawn James & The Shapeshiftersというアメリカのインディーズロックバンドがリリースしたアルバム「Shadows」に収録されている，「Through the Valley」という曲だという。トレイラーでは，エリーを演じる女優アシュレー・ジョンソンさんが実際に歌っていたが，バンドがリリースしたCDはすでに完売状態。Spotifyのバイラルランキングでもこの曲が上位に登場するなど，大きな話題になっているようだ。