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ロシアの野良犬となって人間の食べ物を奪う「Russian Subway Dog」。「Va-11 Hall-A」からRad ShibaとNachoも参戦
本作は,その名の通りロシアの地下鉄駅で生活する野良犬をテーマとしたアクションゲームだ。プレイヤーキャラクター(犬だけでなく猫もいる)が行えるのは,左右の移動とジャンプ,そして咆哮。NPCである地下鉄の乗客達は,背後から咆哮を浴びせると驚いて手に持った食料を放り投げるので,それを拾って食べるというのが基本的なルールとなっている。アーケードライクな,スコアアタックをメインとしたゲームデザインだ。
投げられた食料は空中にあるうちに食べると高得点で,それを連続させればコンボボーナスでさらに得点が上がっていく。地面に落ちた食品は,早く食べないと他の野良犬に奪われてしまう。
乗客達がロシア人ということもあってか,食料でなくウォッカを持っていることがよくある。これも背後からの咆哮で落とさせることができるのだが,ウォッカは地面に落ちると爆発して,近くにいるとダメージを受けてしまう。ただ,この爆発には乗客達に食料を放り投げさせたり,他の野良犬を消滅させたりする効果もある。
また,ウォッカは咆哮でリバウンドさせることができ,そのたびに8倍までスコア倍率がかかっていく。スコア倍率が反映されるのは,そのウォッカの炸裂によって他の乗客が放り投げた食べ物。危険なウォッカをうまくコントロールできれば,高いスコアを得られるというわけだ。
画面下には体力ゲージがあり,ウォッカの爆発に巻き込まれたり,攻撃的なNPC(老婆やクマなど)の攻撃を受けたりすると減少。そのほか,時間経過でも徐々に減少していく。ゼロになれば飢えて倒れてしまい,ゲームオーバーとなる。
会場でのプレイではあまり先まで進めなかったが,トレイラーを見るとクマにウォッカを当てて丸焼きにしたり,タバスコらしき物を食べて咆哮と同時に火炎放射をしたり,エルクが駅のホームを疾走したりしている。基本的なルールは先述の通りシンプルだが,さまざまなフィーチャーが存在するようだ……おそロシア。
本作は他のインディーズゲームとコラボレーションしており,「Va-11 Hall-A」からRad ShibaとNacho,「Ruin of the Reckless」からRatcoon,「They Bleed Pixels」からClawed Kitty,そのほかWebコミック「Gunshow」からQuestion Houndが参戦する。豊富なプレイヤーキャラクターも魅力のひとつだ。
可愛いワンちゃん&ネコちゃんのなかなかハードコアな生活を描いた「Russian Subway Dog」は,PS4/PS Vitaのほか,PC/Macで2018年に発売予定だ。
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Russian Subway Dog
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