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[JAEPO2018]「星と翼のパラドクス」発表セレモニーをレポート。スクウェア・エニックスのアーケード事業10周年を飾るロボットゲームとは
セレモニーでは,まずスクウェア・エニックス代表取締役社長の松田洋祐氏が登場。「コンシューマやモバイルなど,多彩なプラットフォームがある現在だが,体感においてアーケードゲームに勝るものはない」と述べ,ムービング筐体を採用する本作の特徴を強調した。
続いて同社の丹沢悠一プロデューサーによって,本作がスクウェア・エニックスのアーケード参入10周年を飾る総決算的なタイトルであることや,ゲームの特徴などが語られた。
最近の大型筐体は密閉型が珍しくないが,あえて開放型を採用したのは,ギャラリーが見て「楽しそう」と感じられるものにしたかったからだという。また,「気軽な1プレイ」という触り方ができるような設計にしたそうだ。
継続的なプレイヤーにとっては重要な連動モバイルサイトは分析機能が特徴となる。本作では,他プレイヤーとの比較ではなく,プレイヤー自身の上達やランクアップなどにフォーカスした評価を行うことで,プレイヤーのモチベーションを維持させていくという。
本作がハイスピードのロボットアクションとなった理由には,ロボットゲームは一度プレイヤーが付くと安定して人気が継続することや,メインターゲットとしている18〜23歳が幼いころに放映されていた「機動戦士ガンダムSEED」などのロボットアニメに,空中機動戦闘が多かったことがあるという。
制作体制は,「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」メカニックデザインの形部一平氏や,「ゼノギアス」ギアデザインの石垣純哉氏,「革命機ヴァルヴレイヴ」メカニカルコーディネーターの関西リョウジ氏,「機動戦士ガンダムUC」プロデューサーの小形尚弘氏,「機動戦士ガンダム EXTREME VS.」のバイキングなど,そうそうたる面々。丹沢氏によれば,ロボットゲームを作るにあたっての“最強の布陣”だそうだ。
続くトークセッションで小形氏が登場し,自身が属するサンライズの仕事について「オッサンばかり描いているスタジオなので,貞本さんの可愛いキャラを描けるか不安だった」などといった冗談を交えつつ語った。
ここではかつて旧スクウェアとサンライズのコラボレーションで作られたロボットもののRPG「CRUISE CHASER BLASSTY」(関連記事)にも話題がおよんだが,丹沢氏によると,古いスクウェアファンからは早くもコラボ参戦を望む声が上がっているらしい。
さらに,コミカライズやアニメ化などが検討されているメディアミックスの一環として,コトブキヤによるプラモデルの制作が発表された。すでに単色の試作品まで作られており,商品リリースもそれほど間を開けずに行われるようだ。
終盤には,ヒカリを演じる小松未可子さんと,シャーリーを演じる佐藤美由希さんも登場。キャラクターを演じての感想などを語った。ここでは貞本義行氏も出演する予定だったのだが,体調不良で欠席となったため,代わりに同氏からのメッセージが読み上げられた。
「星と翼のパラドクス」公式サイト
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