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安田善巳氏による「GOD WARS」ディレクター通信【後編】 「日本神話大戦攻略の鍵」を掲載
日本神話大戦攻略の鍵
「GOD WARS 日本神話大戦」(PS4/PS Vita/Switch)ディレクターの安田善巳です。前編では、僕のタクティクスRPGや日本神話に対する愛着や考えを「編成・育成・攻略の楽しみ」という視点からお伝えしましたが、この後編では、「GOD WARS 日本神話大戦」の実践的な攻略方法について紹介してまいります。
前編でも書きましたが、タクティクスRPGには、SLGで言う索敵、生産、補給の要素がなく、一方、RPGと違って陣形やマップ攻略要素が組み込まれた詰め将棋のようなゲームデザインに特色があります。バトルについては、「大戦略」や「三國志」のようなスケール感はなく、むしろ「スパイ大作戦」や「オーシャンズ11」のような少人数のチームを編成し、育成して、戦いに勝利することの繰り返しが基本となります。身近なスポーツで言えば、サッカーのチームを育てるような感覚に近いですね。
したがって、まずチームの戦術スタイルを決める必要があります。戦術スタイルには、攻撃タイプと迎撃タイプの二つがあり、サッカーで言えば、ボールを支配して積極的にゴールを狙う攻撃スタイルと、防衛に徹し、チャンスが生まれたときにカウンター攻撃をする迎撃スタイルに分けることができます。どの戦術を選ぶかで、編成メンバーはもちろん、職業やスキルの育成方法が変わりますので、ここで分岐が起きます。
僕の場合は、攻撃タイプのチーム作りが好きです。また、才能のあるキャラクターを見出し、そのキャラクターが最も能力を発揮できるポジションに配置し、メンバーの個性を最大限に発揮して、華麗なる勝利をすることがタクティクスRPG攻略の醍醐味であると考えています。ここらへんは人それぞれだと思いますが、今回は多少ネタバレにはなりますが僕の選んだ攻撃タイプでの攻略方法を解説してまいります。
専用スキルランキングBEST10
攻撃タイプの場合、サッカーのフォーメーションと同じように、前列、後列といったポジショニングと陣形、さらには個々のキャラクターのパラメータを考慮しながら出撃メンバーを編成していくことになります。
その際にまず確認したいのは、職業やスキル、武具を装着することによるパラメータの変化です。GOD WARSでは、武具を装着したり外したりすることでおおよその効果を確認することができます。これを使って、新しい仲間や職業、スキル、さらには武具が手に入るたびにパラメータを確認し、効果を最大化させるように再編成することをおすすめします。
次に、各キャラクターの専用スキルに注目したいと思います。専用スキルはそのキャラクターでなければ駆使できない能力であり、その有効性をしっかりと分析してランキング評価し、最終ダンジョン「深遠」で待ち構える敵と互角に戦える最高のチーム編成を考えることにしましょう。
僕が個人的に選ぶ「専用スキルランキングBEST10」をご紹介しますと、第1位は、カグヤの「戦姫の才(せんきのさい)」。これは、職業レベルを最高位の10にした数で基礎能力が大幅にアップするスキルですが、すべての職業を最高位にすると、カグヤは最強キャラクターに変身します。
第2位は、オオクニヌシの「神儀アマノノリゴトノシラベ」。「黄泉の迷宮」や「深遠」では敵が頻繁に状態異常攻撃を仕掛けてきますので、味方全体の状態異常を回復し、無効にするこのスキルは攻略に必須といえます。
そして第3位は、オリヒメの「破魔矢」。これは敵の強化状態を解除しダメージを与えるスキルであり、ボス戦では欠かせません。
続いて第4位は、モモタロウの「神儀必殺の覇気」。けがれをまとい攻撃力を大幅にアップさせ、モモタロウの攻撃力を最大化させることができます。
第5位がウズメの「情熱の踊り」。この踊りによって範囲内の味方メンバーの能力が最大15%アップし、攻略を優位に進めることができます。
第6位がハナサカの「苔人の花術」。けがれが最高の状態で囮ユニットを召喚し、敵の攻撃をかわすことができるため、最強クラスの敵がたくさん登場する「深遠」では攻略に大きく役立つスキルです。
第7位がクマの「獣魂解放(じゅうこんかいほう)」。スキルが使えなくなる代わりに能力が100%アップするので、「深遠」ステージの究極バトルではその物理攻撃力が勝敗を決する可能性があります。
第8位がオリヒメの「鶴魂解放(かくこんかいほう)」。これも、クマの獣魂解放と同じ効果が期待できます。
第9位がオオクニヌシの「幽冥開門の儀」。味方がばたばたと戦闘不能になっても、このスキルによってHP75%の状態で範囲内の味方を回復させることができます。
最後の第10位がカグヤの「神儀アマノカグヤ」。このスキルは、火属性の敵全体攻撃であり、最強の全体法術スキルの一つです。もちろん、これ以外にも個性的な専用スキルがたくさんありますので、ぜひ好きになった愛着のあるキャラクターの専用スキルを活用することを考えてみてください。
僕が選ぶBESTメンバー
「深遠」ステージをクリアするために必要なメンバーの選別を、専用スキルBEST10に入るスキルを持つキャラクターで行うと、7キャラクターが選抜されます。その場合に、あと一人をどうするか。この一人を僕はもっとも愛着あるアオメに決めました。アオメは法術に長けているキャラクターなので、そのポジションで登用することにします。
続いて配置ですが、まずオールラウンダーのカグヤとオオクニヌシを前列中軸に配置します。カグヤの主職業は物理攻撃力を高める天狗、副職業は全体回復法術が使える戦乙女でいきましょう。また、オオクニヌシの主職業は物理攻撃力を最大化する益荒男ですが、副職業はデバフスキルが使える神楽司を付けてみます。
次にその脇を固めるのが、アタッカーのモモタロウとクマです。ここでは命中力の低いクマをどう活かすかということに尽きます。クマはヘイトを使ってディフェンダー的な役割を持たせる育て方をしていきますが、「深遠」ステージに到達する頃には最強のアタッカーに育つ大器晩成型のキャラクターです。とくに、最後の試練となるバトルでは獣魂解放で底力を発揮するので、その伸びしろを期待して育ててみてください。モモタロウとクマの職業ですが、主職業は物理攻撃力が一番伸びる益荒男、副職業は移動力アップの天狗が良いでしょう。
続いて、後列の中軸は、バッファーのウズメ、デバッファーのオリヒメを配置します。オリヒメの主職業は法術攻撃力を重視して言霊司、副職業は状態異常や弱体化を回復する祝詞師、ウズメの主職業は範囲回復スキルを持つ巫女、副職業は状態異常や弱体化を回復する祝詞師にしました。
あとは後列左右のハナサカとアオメですが、ハナサカは主職業が法術攻撃力の高い言霊司、副職業は多彩な範囲法術攻撃ができる天星司、アオメは主職業を範囲回復スキルを持つ巫女に設定し、副職業は多彩な範囲法術攻撃ができる天星司とするのが最適です。
最後に陣形についての考え方ですが、前列が盾と攻撃、後列がバフとデバフ、回復と法術攻撃をそれぞれ担いつつ接近戦を制していく「輪形陣」で攻略していきます。
こうした編成と陣形による攻略にこだわり、最速ターンでの勝利パターンを積み重ねることで、最高レベルの敵キャラクターが待ち迎える「深遠」の攻略方法が見えてくると思います。
なお、編成では触れませんでしたが、パラメータでとくに重要となるのが「命中力」と「俊敏力」、そして「MP」のマネージメントであり、これらの強化が攻略の命運を分けることになるので、しっかりと育成や装備で強化しておいてください。
パッシブスキルで強化するのであれば、すべての能力を引き上げる「戦姫の才」「命中力強化」「移動力+2」、MPを最大にした状態で戦闘を始められる「MP最大開始」などがおすすめです。
私が選ぶベストメンバーやおすすめの職業、陣形やパッシブスキルは数ある最適な編成の一つに過ぎません。ご自身で納得のいくスタイルでやり込んでいただき、「GOD WARS 日本神話大戦」を堪能していただけることを楽しみにしています。
<日本神話の魅力(後編)>
日本神話とお伽話は密接不可分の関係
モモタロウやイッスンボウシと聞くと、これはお伽話であり日本神話とは関係ないと思われるかもしれませんが、実は、お伽話の原型は日本神話にあり、密接不可分の関係にあります。例えば日本文化を象徴する「可愛い」ですが、日本神話では小さき子供には不思議な霊力があり、悪を退治する英雄であるとされています。その代表格が出雲国の王子オオクニヌシですが、彼は筋肉盛り盛りのマッチョマンではなく、やさ男で女性にもてまくり、女性が助けてくれる英雄として描かれています。彼は国譲りをしてくれた先住民の英雄としても崇められ、その英雄像はお伽話となって現代に受け継がれていきます。
それはなぜなのかを考えるとき、そもそも日本神話は、集団がより大きく発展する過程で征服した集団を取り込み、仲間意識を持たせるための仕組みではないかといった推理をすることが必要なのかもしれません。
ぜひ、日本神話という日本の古代の優れたリーダーが生み出した英知に想いを馳せながら「GOD WARS 日本神話大戦」を楽しんでいただければ幸いです。
「GOD WARS 日本神話大戦」公式サイト
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