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ASUS,SIMロックフリーのハイエンドスマートフォン「ZenFone 2」を5月16日発売。Atom Z3580+メインメモリ容量4GBのハイスペックモデルを用意
- 最上位モデル:Atom Z3580(最大クロック2.3GHz),メインメモリ容量4GB,ストレージ容量64GB,税別5万800円(税込5万4864円)
- ミドルクラスモデル:Atom Z3580(最大クロック2.3GHz),メインメモリ容量4GB,ストレージ容量32GB,税別4万5800円(税込4万9464円)
- 下位モデル:Atom Z3560(最大クロック1.83GHz),メインメモリ容量2GB,ストレージ容量32GB,税別3万5800円(税込3万86644円)
ZenFone 2は「性能怪獣」
多数のベンチマークグラフで高性能さをアピール
たとえば,CPUコアにCortex-A53を8基,GPUコアにAdreno 405を採用するSoC―「Snapdragon 615」と思われる――と比較した場合,システム全体の処理性能を計測するベンチマークテスト「mobileXPRT」では2.1倍,Webブラウザの性能を計測するベンチマークテスト「WebXPRT」では3.4倍もの性能をZenFone 2は叩き出すという。
また,スマートフォン向けAtomの弱点だったグラフィックス性能も向上しているとのことで,「GFXBench」や「3DMark」では,Snapdragon 615と比べて2倍以上,2014年のハイエンドスマートフォンで採用事例が多かったSoC「Snapdragon 801」をも上回るスコアを記録するそうだ。
スマートフォン新製品の発表会でベンチマークグラフがこれほど多く示されたのは記憶にないほどで,ZenFone 2に対するASUSの自信がうかがえる。
1台のスマートフォンに2枚のSIMカードを装着できるデュアルSIM仕様となっており,背面カバーを開けると,2つのMicro SIMカードスロットが現れる。ただし,LTEや3G通信に対応するのは1つめのスロットだけで,2つめのスロットは2G通信専用となっているので,日本のユーザーにとって役立つ場面はあまりなさそうなのが残念だ。
SIMロックフリーで登場するスマートフォンとしては,破格のハイスペック製品であるだけに,多くのMVNO(Mobile Virtual Network Operator,仮想移動体通信事業者)がZenFone 2への対応を表明している。MVNOのSIMと組み合わせれば,低コストなハイスペックスマートフォンが実現できそうで,ゲーマーの注目を集める製品となるかもしれない。
予約注文は20日から始まっているので,いち早く入手したいという人は,予約しておくのもよさそうだ。
●ZenFone 2の主なスペック
- メーカー:ASUSTeK Computer
- OS:Android 5.0(Lollipop)
- ディスプレイパネル:5.5インチ液晶,解像度1080×1920ドット
- プロセッサ:Atom Z3580(4コア,最大CPU動作クロック2.3GHz)もしくはAtom Z3560(4コア,最大CPU動作クロック1.83GHz)
- メインメモリ容量:4GBもしくは2GB
- ストレージ:内蔵(容量64GBもしくは32GB)+microSDXC(最大64GB)
- アウトカメラ:有効画素数約1300万画素
- インカメラ:有効画素数約500万画素
- バッテリー容量:3000mAh
- LTE対応:あり
- 対応通信規格:GSM 850/900/1800/1900MHz,CDMA非対応,WCDMA Band 1/2/5/6/8,LTE Band 1/2/3/4/5/6/8/9/18/19/28
- SIMスロット:Micro SIM×2
- 無線LAN対応:IEEE 802.11ac
- Bluetooth対応:4.0
- 本体サイズ:152.5(W)×77.2(D)×3.9〜10.9(H)mm
- 本体重量:約170g
- 本体カラー:ブラック,レッド,ゴールド,グレー
- そのほかの搭載インタフェース:USB Micro-B(USB 2.0),3.5mmミニピン ヘッドフォン端子
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ASUSTeK Computer 公式Webサイト
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