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Sphero,スマホで操作するパワフルなオモチャ「Ollie」の国内販売を開始。スピードに特化した“コネクテッド・トイ”の実力を体験してきた
2013年9月に発売された「Sphero 2.0」の後継機にあたるOllie。これらのガジェットは,Bluetoothを使ってモバイルデバイスと連動させることにより,いつでもどこでもラジコンのような遊びが楽しめるという,ちょっと未来チックなオモチャだ。本稿では,Ollieのメディア向け発表会に参加したときの様子を,感想を交えてお届けする。
まずは,各ガジェットを簡単に紹介しておこう。
Spheroは,大人が片手で握れるサイズの球体で,そのままコロコロと転がって移動する姿がとても可愛いガジェット。完全防水となっており,水面をクルクル回転しながら移動することもできるため,遊ぶ場所を選ばない点が最大の特徴だ。さらに,フル充電で約1時間遊び続けられたり,モバイルデバイスのアプリを使って動きをプログラミングしたりすることも可能となっている。
一方,Ollieはドライブとトリックを重視したガジェットで,球体から二輪駆動にデザインを一新。完全防水ではなくなってしまったが,時速23kmという最高速度を実現している。それでいて,Spheroと同じくフル充電で約1時間遊び続けることが可能だ。
操作は,基本アプリ「Sphero(V3)」を使った場合,デバイスを縦向きにすることで起動するドライブモード,横向きにすることで起動するトリックモードを使い分けて行う。
ドライブモードでは,画面下側にバーチャルパッドのようなものが表示され,片手で直感的にOllieの移動が行える。トリックモードでは,画面右側にドライブモードと同じように移動が行えるバーチャルパッドが,画面左側にはトリックを行うための正方形の板が表示される。トリックは,正方形の板を左右へスワイプして回転,タップしてブレーキなど種類はさまざまだ。ちなみに,約30メートル離れていても操作が行える。
体験会では,少し開けた部屋に複数台のOllieが用意されており,メディア陣が各々好きなように操作していた。もちろん,全員Ollie初心者なので,時速23kmを出せるマシン同士の事故が多発していたが,機能停止するものは1台もなく,その耐久性の高さに感心させられた。
操作面では,手元の操作デバイスとOllieの動きにほとんど遅延がなかったため,非常に快適に遊ぶことができたが,Spheroに比べてスピードが速くなり,トリックが追加されたことで,マシンの扱いが難しくなっていた。どちらかといえば,子供よりも大人が楽しむガジェットといえるかもしれない。
また,この手のガジェットは,遊ぶまでの下準備が大変であることも少なくないが,Ollieの場合は,アプリをインストールし,操作デバイスをマシンに近づけてBluetooth連動させるだけという,とても簡単な手順となっている。準備に手間がかからないというのは嬉しい。
Ollieは,そのスピードやキレのある動きが非常に気持ちよく,見ているだけでも楽しめる。また,友達とレースを行えば盛り上がること間違いなし。その点からすると,競技性のある大会などにも向いている,といえるのかもしれない。そんなOllieが気になったという人は,1人だけでなく友達を誘ってみると,より面白い遊びが楽しめるはずだ。
Sphero公式サイト
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