「War Front: Turning Point」は,現実とは異なる経過をたどった第二次世界大戦を背景にしたRTSだ。プレイヤーは,現実には存在しない架空の新兵器を駆使した戦いを楽しめる。
このデモ版はマルチプレイ専用で,1対1の対戦マップである“Close Quarters”と,3対3の“Fissure”の2種類が収録されている。ただし,オフラインのチュートリアルモードもあるので,「いきなりマルチプレイはちょっと」という人にも問題ないだろう。
マルチプレイは,GameSpyを使った対人戦のほか,コンピュータを相手にしたスカーミッシュが選択できる。この原稿を執筆している(11月30日)時点では,まだ,数名のプレイヤーがログオンしているだけと少し寂しい状況だった。AIを相手にした対戦もできるので,とりあえずマルチプレイの雰囲気を味わうことはできるだろう。
プレイヤーが選択できる勢力は,ドイツ軍か英米連合軍で,ドイツ軍同士や連合軍同士の対戦も可能だ。Fissureマップではチーム編成が自由なので,1対5や4対2といった変則的なチーム戦も楽しめる。
建物の建設やユニットの生産スピードが速いので,ゲームはかなり勢いよく展開する。もたもたしていると,あっというまに敵の航空機や戦車部隊に大挙して襲いかかられ,全滅の憂き目を見ることになるだろう。
すぐに敵味方入り乱れての大混戦となって忙しい半面,技術レベルを上げやすいため,かなり早い時点で巨大戦闘飛行船や二足歩行の戦闘ロボット,音波砲搭載戦車といったSF風の兵器の生産が可能になる。一般的な第二次世界大戦モノのストラテジーとはかなり趣が違う面白い戦闘が楽しめるはずだ。
■2007.1.12 シングルプレイ専用デモ追加
新たに公開されたシングルプレイ専用デモでは,「チュートリアル」と「キャンペーン」の一部がプレイできる。マルチプレイ専用デモをプレイした人なら,チュートリアルは飛ばしてしまってもかまわないだろう。キャンペーンでは連合軍とドイツ軍,それぞれ一つずつのミッションをプレイできる。
連合軍キャンペーンは,ナチスの超兵器開発を防ぐため,レジスタンスと協力してドイツ軍内部の協力者に連絡をつけるというミッションだ。また,ドイツ軍キャンペーンは雪深いロシアを舞台に,敵の基地をつぶして回る消耗戦になる。地上兵力では優勢だが,敵の航空機にどう対処するかが最大の問題となるだろう。
ミッションは二つしか収録されていないが,どちらのマップも広く,敵の数が多いので,やり応えは十分にある。技術レベルが“Lv2”までしか上げられないので,本作の大きな特徴になっている超兵器開発ができないのは残念だが,ミリタリーRTSが好きならばプレイしてみよう。
■キー操作
■動作環境
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