MMORPGにはさまざまな魅力があるが,最近とくに人気となっているのが,攻城戦やギルド戦などといった,“対人戦闘”要素だ。対人戦を主軸に据えたMMORPGが続々と登場しているほか,既存のMMORPGに対人戦闘機能を追加導入する動きが目立っているなど,もはや欠かせない要素といえる。
さて,数あるMMORPGの中で,最も古くから対人戦に真っ正面から取り組んでいたタイトルの一つが,2001年にアメリカのMythic Entertainmentがリリースした「Dark Age of Camelot」(邦題 ダーク・エイジ・オブ・キャメロット)である。対人戦の面白さをトコトン追求した本作は,瞬く間に人気となり,のちに全世界の60万人が対人戦の面白さに目覚めることとなる。
日本語版は,本家に後れること4年,2005年に正式サービスを開始した。後れてしまった分,タイトルとしての新鮮味には欠けてしまったが,練られ続けてきたゲームバランスやシステムは当然のことながら非常に完成度が高く,昨今の対人戦をテーマにしたMMORPGから見ても,学ぶべき点は多い。同時期に誕生したMMORPGが姿を消していく中,本作が今なおサービスを続けられるということは,面白さの保証といっても過言ではないだろう。
ここでは,未経験者のために本作を一から説明しつつ,「プレイしていた」という人のためには,最新の状況を紹介しよう。
戦争をテーマに設計された「ダーク・エイジ・オブ・キャメロット」。全世界で60万人ものプレイヤーが熱狂する秀作だ |
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