ニュース
「GeForce 512.95 Driver」が登場。「HITMAN 3」のレイトレーシングに対応
GeForce 512.95 Driverが対応したのは,「HITMAN 3」リリース2周年で配布が始まったレイトレーシング対応アップデート「HITMAN 3 - Year 2 patch」と,5月26日発売予定の「Sniper Elite 5」「My Time at Sandrock」の3タイトルだ。
これらのうち,NVIDIAが力を入れてアピールしているのがHITMAN 3だ。アップデート後の同作でレイトレーシングを有効にしても,GeForce RTXシリーズが対応しているAIベースの超解像技術「DLSS」を利用することで,「映像品質を落とすことなく4K解像度で2倍以上のフレームレートが得られる」と,NVIDIAは主張している。
デモ動画が,大規模展示会「COMPUTEX 2022」の基調講演でも披露されたので,見てみるといいだろう。
一方,My Time At Sandrockは,NVIDIAの内部遅延低減技術「Reflex」に対応しており,GeForceシリーズならばシステム遅延を大幅に低減できるのだそうだ。
そのほかに,「Grid 2019」や「Adobe Premiere Pro」で生じていた不具合が修正されている。いつものように,ドライバのアップデートが自己責任となる点は理解してもらったうえで,すぐにでも入手したい人は,以下に示したリンクかGeForce Experienceを利用してほしい。
→Windows 11・64bit版Windows 10用GeForce 512.95 Driver(786.42MB)
https://www.nvidia.co.jp/Download/driverResults.aspx/189684/jp
→ノートPC向けのWindows 11・64bit版Windows 10用GeForce 512.95 Driver(786.42MB)
https://www.nvidia.co.jp/Download/driverResults.aspx/189702/jp
●GeForce 512.95 Driverの対応製品
- デスクトップPC向けGeForce RTX 30シリーズ
- デスクトップPC向けGeForce RTX 20シリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX 16シリーズ
- NVIDIA TITAN RTX
- NVIDIA TITAN V
- NVIDIA TITAN Xp
- NVIDIA TITAN Xシリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX 10シリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX TITAN X
- デスクトップPC向けGeForce GTX 900〜700シリーズ
- ノートPC向けGeForce RTX 30シリーズ
- ノートPC向けGeForce RTX 20シリーズ
- ノートPC向けGeForce GTX 16シリーズ
- ノートPC向けGeForce GTX 10シリーズ
- ノートPC向けGeForce 900M〜800Mシリーズ
- ノートPC向けGeForce MX 500シリーズ
- ノートPC向けGeForce MX 400シリーズ
- ノートPC向けGeForce MX 300シリーズ
- ノートPC向けGeForce MX 200〜110シリーズ
●GeForce 512.95 Driverが統合するソフト
- GeForce Experience:3.25.1.27
- HD Audio Driver:1.3.39.3
- PhysX System Software:9.21.0713
- Vulkan RT:記載なし
- NVIDIA RTX Desktop Manager:記載なし
- CUDA:11.6
- NVIDIA Control Panel(DCH):8.1.962.0
●GeForce 512.95 Driverにおけるゲームへの最適化
- 記載なし
●GeForce 512.95 Driverの新要素
- HITMAN3 - 2 Year patch,Sniper Elite 5,My Time at Sandrockに対応
●GeForce 512.95 Driverで解決した問題
- 「Grid 2019」において,フラッグやバナーが点滅することのあった問題
- 「Adobe Premiere Pro」において,Direct3D関連のクラッシュダンプが出力されることのあった問題
- 「Adobe Premiere Pro」に対してNVIDIAコントロールパネルのImage Sharpeningの設定が反映されるよう変更した
●GeForce 512.95 Driverにおける既知の不具合
- ディスプレイのネイティブではない解像度でゲームをプレイしているとき,ゲーム中でHDR設定を切り替えるとクラッシュすることがある
- 「GeForce RTX 3090 Ti」でVR HMD「Oculus Rift S」および「Pimax Vision 8K X」が認識されないことがある
- 「NVIDIA Image Scaling」が有効の設定で,休止状態からの復帰後,またはファストブートでPCを起動後,「Microsoft Edge」で動画を再生すると映像が緑色になることがある
- Windowsのディスプレイ設定にあるHDRを有効にした状態で,DirectX 12対応タイトルをShadowPlayで録画すると,露出過多になることがある
- 「Assassin's Creed Origins」において,キャラクタがボート付近の水中にいると画面が点滅することがある
- DSRまたはDLDSRを有効化していると,ディスプレイがスリープから復帰したときに表示が一時的にちらつくことがある
- Ampere世代のGPUにHDMI 2.1対応のオーディオ/ビデオレシーバーを接続して,Dolby Atmos対応コンテンツを再生すると,音声が途切れることがある
- 4K解像度でリフレッシュレート120Hzへの対応を謳うClub3D製DisplayPort to HDMI変換アダプタ「CAC-1085」を使用すると,4K解像度60Hzが上限になることがある
- 関連タイトル:
GeForce Driver
- この記事のURL:
Copyright(C)2011 NVIDIA Corporation