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ヒットマン ザ・コンプリート ファーストシーズン公式サイトへ
  • IO Interactive
  • 発売日:2017/08/10
  • 価格:ダウンロード版6800円+税
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「ヒットマン ザ・コンプリート ファーストシーズン」レビュー。ミッションに存在する“暗殺の可能性”をムービーで紹介
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印刷2017/08/10 00:00

プレイレポート

「ヒットマン ザ・コンプリート ファーストシーズン」レビュー。ミッションに存在する“暗殺の可能性”をムービーで紹介

 スクウェア・エニックスは本日(2017年8月10日),「ヒットマン ザ・コンプリート ファーストシーズン」PC / PlayStation 4 / Xbox One)を発売する。本作は「47(フォーティセブン)」と呼ばれる暗殺者を主人公に,さまざまな状況下における要人暗殺を目的としたミッションに挑むステルスアクションゲームだ。2000年にシリーズ第1作が発売されているが,最新作では47が暗殺者として組織に所属するまでの“プロローグ”が語られる。

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 7月5日に掲載したプレビュー記事では,フランス・パリで開かれるファッションショーでの暗殺ミッションを紹介した。自由に動き回れる箱庭の中に用意されたシチュエーションから,暗殺への道筋を見つけ出すという“ヒットマンらしさ”をお伝えしたつもりだ。
 今回はさらに踏み込んだレビューとして,イタリア・サピエンツァを舞台にしたミッション「明日の世界」に存在する“暗殺の可能性”をプレイムービーを合わせて紹介したい。
 なお,記事の性格上,ミッションのクリアに関するネタバレが含まれているので,その点はご注意を。

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「ヒットマン ザ・コンプリート ファーストシーズン」公式サイト


 冒頭でも触れたとおり,本作では47が暗殺者として組織「The International Contract Agency(ICA)」に所属するまでのエピソードが,チュートリアルミッションとして語られている。暗殺者としての実力を試すテストが47に課せられ,それによってプレイヤーは暗殺のノウハウを身に付けられるというわけだ。

47のサポート役を務めるダイアナ・バーンウッドとの出会いも描かれる
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テストの舞台となるのは,2か所のICA訓練施設。ターゲットや護衛も実戦と同じように行動する
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 ステルス移動や変装といった基本アクションをはじめ,ターゲットや人物の位置を壁越しでも認識できる「インスティンクト」,関係者になりすましてその場に溶け込む「ブレンディング」,暗殺に至るまでのお膳立てとなる「アプローチ」などのシステムを確認しておくといいだろう。

船上のロケーションでは,護衛に守られた要人の暗殺が目的となる
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47に対する陰謀が背景に見え隠れする最終試験のミッション。テストとはいえ,クリアするための手段は複数存在する
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 最終試験を無事に終えると,いよいよ世界各地での依頼に挑むことになるが,この時点で6か国すべてのロケーションを選択可能だ。フランス(パリ),イタリア(サピエンツァ),モロッコ(マラケシュ),タイ(バンコク),アメリカ(コロラド),日本(北海道)の順にストーリーがつながっているので,まずはそれに従ってプレイするといいだろう。もちろん,難度も順に高くなっていく。

ミッション開始前のブリーフィングでは,ストーリーの進行に合わせて推奨ミッションが表示される
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チュートリアルを含むすべてのロケーションが選択可能。右に行くほど難度が高い
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 各国のロケーションには最重要人物の暗殺を目的とするメインミッションだけでなく,複数のボーナスミッション,そしてPS4版のみ「サラエボ・シックス」と呼ばれる6人の犯罪者の暗殺ミッションが収録されている。ロケーションが同じでも,ターゲットの居場所やシチュエーションが異なれば,当然,暗殺の手順を練り直す必要があるのだ。
 なお,本作はオンラインに接続することでさまざまな追加要素が利用可能になる。ミッションの開始地点や47の服装,武器の持ち込みなどの要素を開放すれば,同じミッションでも異なる展開が待っている。これにより,繰り返し挑戦したくなるというわけだ。

イタリア・サピエンツァには,4つのミッションが用意されている
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 イタリア・サピエンツァを舞台にしたミッション「明日の世界」では,2人の科学者と彼らが作り出そうとしている殺人ウイルスがターゲットになっている。母親に虐待されたトラウマがもとで生物兵器の研究に没頭するようになった科学者,シルヴィオ・カルーソー。そして,彼を監視する女性科学者のフランチェスカ・デ・サンティス。この2人は特定の人物だけを確実に殺害できるDNAウイルスを作り出そうとしており,そのプロトタイプを破壊することがプレイヤーの目的だ。

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 ターゲットに近づくための「アプローチ」は最初から開放されているので,それを選択すればヒントが表示されるようになる。今回のミッションであれば,カルーソーの屋敷に新人のキッチンスタッフが入ることが判明。彼になりすますことで,カルーソーの食事に細工ができるかもしれない。

 こうしたアプローチはステージのさまざまなポイントにあり,必ずしもターゲットの近くとは限らない。もちろん,なるべく手がかりに頼らないで,自力でクリアへの道筋を探してもいい。ひょっとすると,思いもよらない暗殺手段が見つかるかもしれない。

アプローチを見つけると,ダイアナのアドバイスと共にターゲットに近づくためのヒントが判明する
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ロケーションのマップは最初から確認できる
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 さて,まずは以下のプレイムービーをご覧いただきたい。比較的発見しやすいアプローチを目標にして,サピエンツァのミッションに挑んだものだが,手順を把握していれば20分程度でクリアできることが分かるだろう。


 ただし,ミッションをクリアする手段は一つではない。2本目のムービーでは,カルーソーを別のアプローチで暗殺している。この日は彼の母親の命日であり,花屋が屋敷を訪れる予定。このシチュエーションを利用すれば,新たな暗殺の可能性が見つかるというわけだ。


 1つのミッションに複数のターゲットが設定されている場合,その順番はプレイヤーに委ねられている。3本目のムービーは,2人の科学者を始末する前にウイルスの破壊に成功したものだ。当然,同じミッションでも異なる展開が待っているので,クリア済みだとしても一切気が抜けない。


 誰にも気付かれず,ターゲットを闇に葬る。そんな“暗殺の美学”を突き詰めていくのもいいが,アクション映画のように銃を撃ちまくるという手段も不可能ではない。最後のムービーでは,ショットガンを手にして正攻法(?)でウイルスの破壊に挑んでいる。
 ちなみにターゲットが人間の場合,騒ぎが起きると逃亡してしまう場合があるので,あまりオススメはできない。


 1つのミッションでも,さまざまな“暗殺への糸口”が隠されていることがお分かりいただけただろうか。筆者も同じミッションを繰り返しているうちに,新しいエリアを発見したり,ターゲットやキャラクターの意外な反応や行動を目の当たりにしたりと,新鮮な驚きがあった。

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 また,今回焦点を当てたサピエンツァには,映画撮影中の俳優を暗殺するというまったく異なるシチュエーションのボーナスミッションもあり,こちらは別の機会に楽しみたいと思っている。
 メインとなるロケーションが6か国と聞くと,少ないように思えるかもしれない。しかし,実際にプレイしてみると,繰り返しプレイしたくなる仕掛けに満ちているため,ボリュームを不満に感じることはないだろう。サブタイトルを廃し,原点回帰を図った最新作で,独自の進化を遂げたステルスアクションを体験してほしい。

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