企画記事
ゲーム業界の著名人に聞く2017年の振り返りと2018年への抱負。今年は過去最多の182人
ソニー・インタラクティブエンタテインメント
シニアゲームデザイナー
飯島貴光
代表作:「ワイルドアームズ」「サルゲッチュ」「街スベリ」「KNACK」「KNACK ふたりの英雄と古代兵団」タイトル名:「PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS」
昔からあったコンセプトかもしれませんが、とても新鮮で興奮するユニークなユーザー体験でした。
初めて格ゲーをやった時のような、新しいジャンルが創造されたんじゃないか?という衝撃がありました。
<質問2>2017年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」
これを書いている今、まだ上映前ですが、超楽しみです。
<質問3>2017年に、個人的に注目した(している)人物
石野卓球さん(電気グルーヴ)
昔からの大ファンです。年末のソロアルバム楽しみにしています。
<質問4>2018年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
「KNACK ふたりの英雄と古代兵団」が無事に発売できてホッとしております。
前作から様々な点を大幅に改善した、どなたでも楽しめるアクションゲームとなっておりますので、ご興味があればぜひプレイしてみてください。
来年はいろいろと種まきの時期になるかと思います。
ソニー・インタラクティブエンタテインメント
クリエイティブディレクター
河野 力
代表作:「LocoRoco」シリーズタイトル名:「7 Days to Die」
日本語版が出てないのであまり知られてないかも知れませんが、今年かなり遊んだゲームです。
ゾンビがいつ現れるかわからない緊張感の中、素材を集めて安全地帯を築き、7日ごとにやってくるゾンビの群れをしのぐという、クラフト、サバイバル、ディフェンス要素がうまく融合したゲームです。
空き家を見つけて、一階の階段を壊してゾンビが登ってこれないようにしたり、街と街を地下トンネルで繋いでバイクで安全に移動できるようにしたりと、生き残るために自分なりに工夫する楽しさがあります。
今の所、英語版しかなく、バグも多く、UIも使い辛いのですが……、そんなマイナス点よりも面白さが断然上回っているゲームです。
<質問2>2017年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「First Contact」という宇宙人とのコンタクトをテーマにしたドキュメンタリー映画です。(昨年アメリカで公開され、日本語字幕版が今年です)
30年以上前からバシャールという宇宙人とチャネリング(テレパシーでの交信)をしている人がいるのですが、どうやってそのコンタクトが始まったのか、またチャネリングによる貴重な情報も収録されているので、この“現実世界”がどうやって動いてるのか興味ある人は是非。
世界のしくみがわかると、これから自分がどう生きて行くかという視点が芽生えてくると思います。
UFOや宇宙人の話になると、映画やTVによるイメージがあるので、未だに笑われることが多いですが、時代も変わってきて、この数年の多数の惑星の発見によって、人間以外にも生物がいるのは常識になりつつあります。
バシャールは、2025〜2033年に公式コンタクトがあると言っているのですが、あと数年です! それは本格的な宇宙開拓時代が始まるということにもなるので、本当に楽しみです。
<質問3>2017年に、個人的に注目した(している)人物
都知事の小池百合子さんです。
新しい時代に向けて、これまで隠されてきた利権などが次々と明るみになっていくと思っていたので、小池さんが都知事に立候補した時、この人を起点にこれから日本が変わっていくんじゃないかとワクワクしていました。
選挙で嫌なイメージついちゃいましたが、都議会のドン、オリンピックに絡んだ利権、豊洲の汚染と、抵抗にあいながらも本当に頑張られていると思います。
メディアに踊らされたり、マイナス点ばかりに目を向けるのではなく、小池さんに協力してみんなで日本を変えていく動きにしていきたいです。
<質問4>2018年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
約10年前に作った「LocoRoco」は世界中の人を笑わせたくて作ったゲームです。
今のような大きな変化の時は悲しい出来事や辛いことも多いので、それを乗り越えるための笑いと希望が人には必要だと思います。
今年「LocoRoco」の1と2のPS4リマスター版がリリースされましたが、10年前PSPで遊んで下さった方も、未体験の方も是非、大きなTV画面で綺麗になった「LocoRoco」ワールドで癒やされてみて下さい。
しばらく新作を発表できてないですが、2018年は、準備中のものを発表して世界をもっと癒やしていきたいと思います! 頑張ります!!
ソニー・インタラクティブエンタテインメント
クリエイティブディレクター
外山圭一郎
代表作:「SIREN」シリーズ,「GRAVITY DAZE」シリーズタイトル名:「SUPERHOT VR」
あたかも超人となったかのように弾丸をギリギリの見切りで避け、遠方の敵にナイフを投げつつ、目の前の頭を粉砕……とにかくアドレナリン出まくりでついつい過剰なアクションを決めたくなり、実際には関係ない脚なども思わず動いて避けてしまったり(笑)。コンセプト的な部分で言えば、VRとなってオリジナルを凌駕し、真価を発揮したようにも感じられました。
<質問2>2017年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「仮面ライダーアマゾンズ シーズン2」
平成初期作品群の進化というか深淵に迫るような仮面ライダー作品となったアマゾンズ。今期はさらに千翼とイユの絶望に向けてひた走る疾走感が鮮烈でした。記憶に焼き付いたラストが尾を引きますが……2018年は劇場版での完結編とのことで期待しています!
<質問3>2017年に、個人的に注目した(している)人物
漫画家の菅原敬太さん。
「走馬灯株式会社」「鉄民」とショートSF、ホラー風味の作品を通じ、意外性のある展開がとてもうまい方だと思っておりました。連載中の最新作「隣町のカタストロフ」は重力反転ホラーという自分もチャレンジしてみたかったテーマで、それぞれのエピソードで起承転結がありながらも大きな謎の解明に向けて進行していく様がとても興味深く、結末がとても楽しみです。
<質問4>2018年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
新しい作品に向けての地固め、試行錯誤が続く時期となりまして、しばらくは表立って情報発信する機会もなさそうです……。が、独創性とエンタメ性の共存をテーマに日々着実に積み上げていきますので、長い目でご期待いただけますと幸いです。
ソニー・インタラクティブエンタテインメント
JAPANスタジオ プロデューサー
鳥山晃之
代表作:「V!勇者のくせになまいきだR」「Bloodborne The Old Hunters」「Bloodborne」「ソウル・サクリファイス デルタ」「ソウル・サクリファイス」
タイトル名:「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」
オープンエア(オープンワールド)と、ゼルダシリーズの面白さが見事に融合しただけでなく、プレイヤーを誘導しながら探索と謎解きを楽しませるフィールドデザインや、世界観と調和した見事なゲームデザインとUI、より存在感がましたキャラクターなどなど、初代「ゼルダの伝説」からのいちファンとしても、まさに今年のGame of The Yearに相応しい革新的なタイトルでした。
またゼルダシリーズのアタリマエを見直すだけでなく、オープンワールドの価値を再定義し、それを合理的な開発環境と制作体制で今作を完成させた、開発チームの並々ならぬ努力には、ただただ驚嘆するばかりです。
<質問2>2017年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「シャーロック・ホームズ」シリーズや「コードネーム U.N.C.L.E.」を手がけた鬼才ガイ・リッチー監督の最新作「キング・アーサー」(原題: King Arthur: Legend of the Sword)です。
内容は誰も知っているアーサー王伝説をベースにしたファンタジー伝記モノのアクション映画なのですが、自由過ぎるキャラ設定や怒濤のストーリー展開、そして独自のビジュアルセンスの全てが絶妙に絡み合う、ガイ・リッチー監督の本領が発揮された作品でした。
特に冒頭の巨大なゾウが大暴れする骨太なシーンや、アーサーが聖剣エクスカリバーを手にし、超常的なパワーを発揮する怒濤のソードバトルは、ファンタジー映画の新境地を開拓したと思います。
<質問3>2017年に、個人的に注目した(している)人物
第45代アメリカ合衆国大統領のドナルド・ジョン・トランプ氏です。
恐らく戦略的にやっていると思われますが、常識破りのソーシャルメディア戦術にとても興味を抱いています。歯に衣着せぬ物言いで、ソーシャルメディア上で語りかける過激で裏表のない発言は、共感と反感の両方を呼びますが、支持者と同じ目線で直接語り合うという面では、とても成功していると思います。
私たちゲーム業界のクリエイターも、ソーシャルメディアの影響力を考えるだけでなく、ユーザーと直接コミュニケーションすることの大切さやその意義について、改めてあり方を考えるべきだと感じました。
<質問4>2018年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2017年10月14日に7年ぶりの「勇なま」シリーズ最新作「V!勇者のくせになまいきだR」を発売させて頂きました。しっかり遊べるVRゲームとなっておりますので、まだプレイされていない「勇なま」ファンの皆様や、PS VRユーザーの皆様は、ぜひ魔王とムスメと一緒に「小さな部屋で巻き起こる、大きなセカイ征服の物語」をお楽しみいただければと思います。
また2018年は、意欲的なタイトルの発表や、構想中の新プロジェクトの本格的な始動など、新たな挑戦を行うつもりですので、今後ともソニー・インタラクティブエンタテインメント JAPANスタジオにご期待頂けますようお願い致します。
「Bloodborne」(PS4) ©2015 Sony Interactive Entertainment Inc. Developed by FromSoftware, Inc. |
「V! 勇者のくせになまいきだR」(PS4) ©2017 Sony Interactive Entertainment Inc. |
ソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジア
シニアプロデューサー
本村健太郎
代表作:「ソウル・サクリファイス」「Bloodborne」「New みんなのGOLF」タイトル名:「ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期」「NieR:Automata」「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて」
3作品挙げさせて頂きましたが、理由は共通していて、3作品ともエンディングを迎えた後も、お客様を飽きさせない。まだまだ遊ばせようとする仕組みが凄かったな、と。
流石にネタバレになってしまうので、余り多くを言えないですが、クリアした後そこでオシマイ。では終わらず、よくある「2周目は強くてNewゲーム」でもなく、それぞれ3作品共に違ったアプローチでお客様を楽しませようとする各々の違った仕組みに色々と考えさせられるのと同時に、3作品とも日本産の作品なんだよな。というのに気がついてからは、僕も頑張らなきゃと、奮い立たされて良い刺激になりました。
<質問2>2017年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
数年前から勢いはありましたが、今年は特にアメコミ映画の元気の良さが際立った気がします。作品1つに絞るのが難しいのですが、特にMARVELは凄いですね。大体今までは年に2本位のペースだったのが今年は4作品も上映されて多分過去最多の作品数だったと思いますし、街中でもMARVELのシャツや帽子を身に着けた女の子なんか、もう毎日何人も目にする程なので、完全に一般人に溶け込んだなぁと改めて思いました。
DC系も「ワンダーウーマン」「ジャスティス・リーグ」で相当知名度をあげたと思いますし、丁度年末のニュースで21世紀FOXがディズニーに買収間近との報道がありましたが、実現すればアメコミ映画の勢いは更に加速するかもしれませんね。
<質問3>2017年に、個人的に注目した(している)人物
将棋の羽生善治さん……ですかね。
今年、藤井聡太さんが最年少記録等で物凄く話題になり、最高齢現役だった加藤一二三さんの引退のニュースも飛び込んできて、将棋そのものが物凄くメディアに取り上げられていた所で、今年の最後に羽生さんの史上初の永世七冠達成。
僕自身、将棋に詳しくはないですが、羽生さんが将棋界ではとんでもなく凄い人。と言うのは当時からそれなりに見て来ていた中で、世間が将棋に意識が向いてる、この年の最後に全部持って行った。
やっぱり凄い人だったんだな。と改めて感じたのと同時に、同じ40代として頑張らないといけないな。と思いました。
<質問4>2018年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
今年はようやく「New みんなのGOLF」をお届けする事ができました。
長らくお待たせしてしまい、本当にすみませんでした。家に集まって家族で遊ぶも良し、オンラインで友達とワイワイ楽しむも良しな年末年始にぴったりなゲームですので、是非皆さんで楽しんで頂ければと。
来年もまだまだアップデートやコラボレーション等も控えているので、来年もまだまだみんGOLを楽しんでいただきたいですが、既にフォワードワークスさんからも発表されている、モバイル版ワイルドアームズの続報や、未発表の作品なども御披露目出来たら良いなと思います。来年もよろしくお願い致します。
ソニー・インタラクティブエンタテインメント
プロデューサー
山際眞晃
代表作:「Bloodborne」「Bloodborne The Old Hunters」「TOKYO JUNGLE」タイトル名:「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」
オープンワールドのゲームは目標を見失って途中でやめてしまうことが多いのですが、本作は次から次へとその先が気になり、時間が経つのを忘れてプレイしました。
後に開発者の方の記事で、見事に狙ったロジックどおりにプレイしていたことを知り、とても感銘を受けました。
<質問2>2017年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「テラフォーミング・マーズ」
今年はボードゲームをプレイする機会が多かったのですが、そのなかでも一番プレイしたゲームなので印象深いです。
やや運要素はありますが、色々な勝ち筋を探すのが楽しく、多いときは毎週プレイしていました。
<質問3>2017年に、個人的に注目した(している)人物
今年からジムでトレーニングを始めた影響で、特定の人物ではありませんが、自然とトレーニングに精通する方を注目するようになりました。
基本的に、規則正しく、ストイックである必要があるので、見習うことが多いです。
今までは無縁の世界だと思っていましたが、レベル上げなどの地道な努力にも通じるところがあり、案外ゲーム好きな人にトレーニングはあっていると思いました。
<質問4>2018年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
昨年に続き、「Bloodborne」以降は水面下での活動が続いているので、2018年はこれまで仕込んでいたものが実る年にしたいです。ご期待ください。
ソニー・インタラクティブエンタテインメント
ワールドワイド・スタジオ プレジデント
吉田修平
代表作:「サルゲッチュ」タイトル名:「PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS」
100人のプレイヤーによるバトルロイヤルという、ありそうでなかった新しいゲーム性で1年足らずでSteam最大のプレイヤーコミュニティに育て上げた。 その後登場した「Fortnite」や「荒野行動 -Knives Out-」などの「バトルロイヤルもの」もそれぞれ数千万人のプレイヤーを引きつける一大ジャンルになった。 今後このジャンルがどのように発展し、プレイヤーの支持を受け続けるのか注目。
<質問2>2017年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「スパイダーマン:ホームカミング」
最近、映画は1年くらい経ってからストリーミングサービスで見ることが多いので、2017年公開で興味があるけれど見ていない映画が多いです。 しかしながらこの映画は前評判がすこぶる良かったので公開と同時に映画館で見ました。 主人公を若く設定し、人間味のある青春映画のように楽しませてくれました。
<質問3>2017年に、個人的に注目した(している)人物
グラスホッパー・マニファクチュアの新 英幸さん
「LET IT DIE」は昨年の海外版発売から累計1000時間を超えるプレイ時間を費やし、私の2017年の生活の一部になったタイトルで、そのゲームディレクターである新さんはプロモーション上「岐阜の虎」として森下さんに無茶振りされた数々の課題を一生懸命にこなしている姿が涙を誘いました。 タイトルのプロモーション企画に個人的にも参加させていただき、ガンホーの皆さんと交流出来たことも良い思い出です。
<質問4>2018年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2017年は1年を通じてワールドワイド・スタジオとして多くのタイトルを送り出せた充実感のある年となりました。 2018年も「ワンダと巨像」「ゴッド・オブ・ウォー」「Detroit Become Human」「Days Gone」「Dreams」「Spider-Man」「The Inpatient -闇の病棟-」「Bravo Team」と開発チームの思いのこもったタイトル群を用意しています。 また「New みんなのGOLF」や「グランツーリスモSPORT」のアップデートも続けていきます。 2018年もPlayStation 4とPlayStation VRで楽しいゲームライフをお楽しみください。
ソニー・インタラクティブエンタテインメント
シニアプロデューサー
渡辺祐介
代表作:「KNACK ふたりの英雄と古代兵団」「THE EYE OF JUDGMENT」「サルゲッチュ」タイトル名:「スーパーマリオ オデッセイ」
先に発売された「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」が素晴らしい結果を残したわけですが、それが「スーパーマリオ オデッセイ」への期待のハードルを一段と高めていたと思います。しかし、マリオはその高まったハードルを軽々と飛び越えて見せたんです! 安定感のある面白さをベースに型にはまらない新しいチャレンジをし続ける姿勢が、クリエーターのみならずユーザーのみなさんにもしっかりと伝わった結果だと思います。
<質問2>2017年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
ドラマ「セトウツミ」
高校生が放課後に河川敷で時間つぶしのためだけにただしゃべる姿を描いた青春ドラマ。何気ない日常の中で作り込まれたキャラクター達が関西弁で繰り広げる他愛もない会話劇は「吉本新喜劇」張りに笑えることもあれば、思春期ならではの繊細な心境を切なく描いたりもしています。すっかりハマってますね(笑)
<質問3>2017年に、個人的に注目した(している)人物
お笑いコンビ:ANZEN漫才さん
「KNACK ふたりの英雄と古代兵団」の最強応援コンビとしてCMでオリジナルソングを熱唱していただきました。天然キャラと底抜けの人のよさが老若男女から親しまれ大ブレーク中のお2人ですが、イベントでお会いした時に待ち時間にさせていただいた制作の苦労話を、取材の中で自然に取り混ぜて受け答えされている姿をみて、なんて気配りができて頭の回転が速い人たちなんだと、もともと好きだったけどさらに好きになりました!
<質問4>2018年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2017年9月に「KNACK ふたりの英雄と古代兵団」が発売されました。今作は、戦略性のあるバトルやバラエティーに富んだゲームプレイをゲーム初心者の方からコアゲーマーの方まで楽しんでいただける作品になっています。そして何より爽快感のある協力プレイは、これからのパーティーシーズンにおすすめです! 是非ご家族やお友達とKNACKをプレイしながら過ごしていただければと思います。
そして、来年2018年は仕込みの年! 新しいチャレンジに対して意欲的に取り組んでいきたいと思います。
「サルゲッチュ」 ©1999 Sony Interactive Entertainment Inc. |
「KNACK ふたりの英雄と古代兵団」(PS4) ©2017 Sony Interactive Entertainment Inc. |
タイトー
サウンドチームZUNTATA サウンドクリエイター/マネージャー
石川勝久
代表作:「メタルブラック」「ダライアス外伝」「サイキックフォース」「ダライアスバースト」「電車でGO!!」タイトル名:「Horizon Zero Dawn」
マップも広くストーリーも長いゲームでしたが多彩なモーションとウェポンで楽しめました。
時間泥棒という点ではゼルダもそうだったんですが、我が家では圧倒的にこちらの稼働率のほうが高かったですね。
<質問2>2017年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」
2015年の年末アンケートの時も同じ事を言ったんですが、EP5「帝国の逆襲」から劇場で見ている私にとってスターウォーズはもはや「面白い」とか「面白くない」というレベルの話ではないのです(いや、面白かったんですが)。EP10以降も作られるみたいですが、一生ついていくのでずっと続けてください。
<質問3>2017年に、個人的に注目した(している)人物
DEZOLVE(公式サイト https://www.dezolve.net/)
もはや過去のものと言われる「フュージョン」という音楽ジャンルなんですが、このバンドはメンバー全員20代という非常に貴重な存在です。しかも2018年2月にはメジャーデビューするとのこと。フュージョン復権のためにぜひ頑張ってほしいです。注目してます!
(バンド名に”Z”が入っているのもシンパシーを感じる……)
<質問4>2018年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2017年はZUNTATA30周年ということで記念の4枚組アルバムとBOXアルバムを2つ(ダライアスとレイシリーズ)とをリリース、さらにイベントや放送、ライブなどの制作に追われてかつてないほどの忙しさの一年でした。
2018年はちょっと一息、といきたいところだったんですが1月からOGR氏をはじめとしたZUNTATA OBを迎えてのライブ(JAPAN Game Music Festival II:Re)も予定されており、当分平穏な日は来そうになさそうです。みなさんからの応援が元気の糧ですので、イベントやSNSなどでご意見・ご感想などをお聞かせください!! 31年目のZUNTATAもやるぜーーっ!!
reZonance world 〜ZUNTATA 30th ANIIVERSARY〜 |
Ray'z Music Chronology |
タイトー
ゲーム開発1部 制作1-1課 課長
金田 剛
代表作:「トラスティベル 〜ショパンの夢〜」「FRAGILE〜さよなら月の廃墟〜」「ブルードラゴン 異界の巨獣」「電車でGO!!」タイトル名:「コール オブ デューティ ワールドウォーII」
あの題材を真っ向から向き合い作っている。オンライン対戦のバランスがすばらしい。
<質問2>2017年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
映画「ダンケルク」
賛否わかれそうだなぁ、そして自分にはあの方向性は選択できないなぁ……と。
<質問3>2017年に、個人的に注目した(している)人物
安部裕葵(鹿島アントラーズ)
鹿島ファンとしては目を離せない存在。今後の日本サッカーを背負う存在になる! はず。
<質問4>2018年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
「電車でGO!」が20年の時を経て「電車でGO!!」として全国のゲームセンターで稼働しております!
ゲーム内容、グラフィック、筐体、すべての面でパワーアップしています!
気になってしまった方はこちら(http://denshadego.net/AC/)へ
そしてぜひ最寄のゲームセンターで『体感』して下さい!
タイトー
サウンドチームZUNTATA
下田 祐
代表作:「レイクライシス」(アプリ版追加BGM)「たけしの挑戦状」(アプリ版追加BGM)「ロックマン9 野望の復活!!」「エスカ&ロジーのアトリエ 〜黄昏の空の錬金術士〜」等タイトル名:「レジェンドベースボール」
夏にお台場で体験して野球と筋力トレーニングを再開するきっかけになりました。
<質問2>2017年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「GREAT JOURNEY OF KARATE 2」
空手の源流を求めて沖縄を旅するドキュメンタリーで、宮平保氏の擒拿術の解説が衝撃的でした。来年に福建省を旅する第三弾が出るのを楽しみにしています。
<質問3>2017年に、個人的に注目した(している)人物
盧廣仲
今アジアで一番実力があるシンガーソングライターだと思います。
<質問4>2018年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
ZUNTATAの30周年を記念したベスト盤的なアルバム「reZonance world 〜ZUNTATA 30th ANNIVERSARY〜」のマスタリングを担当させていただきました。「たけしの挑戦状」(アプリ版)で私が作曲担当した新曲も収録されております。このような歴史的な作品に関われたことに縁を感じています。2018年1月はライブイベントや「スペースインベーダー」40周年のイベント「PLAY!スペースインベーダー展」などを予定しています。一緒に楽しんでいただけたらと思います。
タイトー
サウンドチームZUNTATA サウンドクリエーター
土屋昇平
代表作:「Wizrogue - Labyrinth of Wizardry - 彷徨える冥王」「電車でGO!!」タイトル名:「アサシン クリード オリジンズ」
魅力的な主人公は、ゲームの面白さを何倍も高めてくれる事を改めて感じた作品です。
<質問2>2017年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
Krotos社の「Reformer Pro」という効果音制作ソフトです。
作ることがエンターテイメントと直結していて大変楽しいです。
<質問3>2017年に、個人的に注目した(している)人物
君島達己氏
あれだけ愛された前社長の後継として、2年たった今どのように社を率いておられるのか、未来をどう見据えていらっしゃるのか気になります。
<質問4>2018年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2018年は健康に過ごします。心身の健康は全ての源であり、これを失っては何も出来ないです。
近々で、こちらのGIGAMAXというゲームのサウンドを担当しました。
六本木ヒルズの展望台 東京シティビューにて、2018年1月12日(金)から1月31日(水)まで開催中です。お近くにいらっしゃいましたら是非遊んでみてください。
タイトー
サウンドチームZUNTATA サウンドディレクター/コンポーザー
森 正樹
代表作:「グルーヴコースター」シリーズタイトル名:「モンスターストライク」
ソーシャルゲームからスタートして、映画、オーケストラコンサート、XFLAG STOREなど、展開が広くてすごいと思います。
<質問2>2017年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「名探偵コナン から紅の恋歌」
劇場版のコナンシリーズは全て見ていますが、ミステリー、ストーリー、キャラクターなどいつ見ても感動します。せやかて工藤!
<質問3>2017年に、個人的に注目した(している)人物
米津玄師
劇場版アニメ「打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?」の主題歌「打上花火」を聴いたあとで、「マトリョシカを作った人だったのか!」と驚いたのが印象に残っています。神曲作る人熱いです。
<質問4>2018年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
グルーヴコースターを始め、ZUNTATAとしての音楽活動の幅も広がりつつあります。
1月13日開催のライブ(JAPAN Game Music Festival II:Re)ではツーバスdkdkスタイルのドラムもご披露しますので、どうぞよろしくお願いします!
DMM.comラボ
プロデューサー
谷口 晃平
代表作:「文豪とアルケミスト」タイトル名:「アズールレーン」
今年非常に感銘を受けたタイトルです。
スマホゲームとして理想的なゲームサイクルとなっていて、常に小さな目標と大きな目標が設定される設計となっており、飽きの来るポイントがほとんどありません。
また、レベル上げなどの時間をかける要素、編成やスキル回しを考察する戦略要素、シューティング部分の技術介入要素、この3つのバランスが良く、様々な層のお客さんが楽しめるようになっています。
肝となるキャラクターも非常に魅力的で、全てのキャラクターに作り手の愛を感じます。弱くて使えないキャラクターが存在しない設計ともそれがマッチしていて、お気に入りの艦だけでも攻略可能なのが良いですね。
<質問2>2017年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
アニメ公開、スマホアプリリリース、武道館ライブと今年多方面の展開を成功させた「BanG Dream!」プロジェクトです。武道館ライブをライブビューイングで観たのですが、「これはとんでもないエンターテイメントだ!」と震えました。
ストーリー原案や楽曲の作詞を、純文学寄りの作家である中村 航さんが担当されているのがまず異色なのですが、やはり登場人物のやり取りや言葉が心に刺さります。中村さん自身も過去にバンド活動をされていたようで、その情熱が注がれているのだと感じます。
スマホアプリはクラフトエッグさんが開発されていますが、Live2Dでただ動かすだけではなく、1人1人のキャラクター性に合わせより魅力的に見えるよう、またストーリーをより盛りたてるよう、緻密な配慮をされています。プロジェクトの情熱が、現場のクリエイターにまで浸透していてこその結果だと思います。
そして何と言っても、リアルなロックバンドへの展開が最大の特徴なのですが、「声優が生演奏で武道館を目指す」と言う、もうめちゃくちゃ“ロック”なコンセプトです。バンドもハイレベルで、演奏技術はとても高いですし、Elements Gardenさんの楽曲も素晴らしい。愛美さんのボーカルは我々バンドブームを生きてきた世代のソウルを震わせてくれます。
2018年の展開も楽しみにしております。
<質問3>2017年に、個人的に注目した(している)人物
小説家の島本理生さんです。
島本さんが20歳の頃に執筆された「ナラタージュ」の実写映画が今年公開されて話題となりましたが、本作品が「青春時代の恋愛」を凝縮した作品とするならば、今年発表された「私たちは銀のフォークと薬を手にして」は「30代の恋愛」を凝縮したようだな、と。こちらが今年読んだ小説の中で一番印象に残ったので。
同年代で共感出来る部分が多いので、今後のご活躍も楽しみにしています。
<質問4>2018年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
「文豪とアルケミスト」はお陰様で2年目を迎えました。2017年はまだまだ私たちも手探りの部分が多く、お客さんに満足いただいた事もあれば、そうでなかった事も多々あったかと思います。
2018年も初心を忘れず、皆さんの満足を第一に日々改善を重ねてまいります。フットワークの軽さが私達の強みでもありますので、来年も引き続き、皆さんと一緒に良いゲーム、良いサービスにして行けたらと思います。これからもよろしくお願いいたします。
DMM.comラボ
エクゼクティブプロデューサー
花澤雄太
代表作:「刀剣乱舞-ONLINE-」タイトル名:「ガーデンスケイプ」
昔からあるパズルゲームにちょっとした工夫をいれることで、(正直、雑なローカライズにもかかわらず)安定してランキング上位をキープし続けたうえ、追加更新も効率的におこなうことができそうで、とてもビジネス的に優れたタイトルだと思います。私自身もハマっていて、最終ステージまで到達しています……。
<質問2>2017年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
新日本プロレス
2017年というわけではないのですが、マイナーかつブームが去ったと思われたプロレスというジャンルをメジャーに押し上げたブシロードさんの手腕はすごいの一言です。良質のエンターテイメントやコンテンツであれば、魅力の伝え方次第でブレイクする可能性があるんだなと、プロデューサーとして勉強になりました。
<質問3>2017年に、個人的に注目した(している)人物
西野亮廣さん(キングコング)
かわりゆく時代にあわせ固定観念なくスキームを考える発想力と、それを実現する行動力がすごいなと思いますし、そこにどんなに批判があっても、跳ね除けず受け止めてなお突き進む精神力はあこがれます。
<質問4>2018年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
「刀剣乱舞-ONLINE-」は3年目、DMM GAMESプラットフォームは7年目を迎えることができました。皆様のおかげで安定した成長を続けることができました。まことにありがとうございます。しかしながら、これに満足せず、2018年もさらに発展を遂げるべく国内はもちろん、世界への展開も目標に邁進できればと考えております!末永く、よろしくお願いいたします!
DMM.comラボ
ビジネスデベロップメントエグゼクティブ
藤井隆之
代表作:「がるメタる!」タイトル名:「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」
往年のゼルダの遊び、というより日本人だからこそ埋め込める細かなレベルデザインや謎解きはそのまま踏襲しつつ、きっちりオープンワールドを仕上げてきたそのゲームデザインとレベルデザインにただただ敬意を表します。
<質問2>2017年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」
最新テクノロジを最大限駆使しつつも、エピソードIVからのファンも、そうでない新しい世代をも巻き込んで全くブレないスター・ウォーズに感動しました。作り手も心の底からスター・ウォーズを愛して止まない、そんな気持ちをゲームにも込めて作らねばと自戒になりました。
<質問3>2017年に、個人的に注目した(している)人物
パルマー・ラッキー(Oculus創業者)
若くしてアイデアと技術と情熱でVRという言葉を一気に浸透させ、そしてシリコンバレーの華やかなサクセスストーリーから同社退社までと、様々なスタートアップから大企業との色々な面を経験した彼が次に何を仕掛けようとしてるのか? 凄く気になってます。
<質問4>2018年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
とにかく新規チャレンジに意欲的なDMM。昨年はVRデモを制作し、今年は2月8日発売予定の「がるメタる!」を制作してます。このガチゆるヘヴィメタル音ゲー「がるメタる!」は新規IPとしてのみならず全く新しい音楽ゲームのスタイルを、新しいコンソールNintendo Switchでと、普通の会社ではとても通るとは思えないような、とにかく新しい事に常にチャレンジしています。2018年も色々発表していきますのでご期待下さい!
DMM.com OVERRIDE
代表取締役社長
梨木勇介
代表作:「かんぱに☆ガールズ」「一血卍傑-ONLINE-」タイトル名:「PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS」
僕の世代でいうと、映画「バトル・ロワイアル」をゲームとして具現化したようなこのゲームの世界観やルールは正直衝撃的でした。ゲームプレイ感覚としては、心地よい緊張感も強く最後の生き残りになる所謂“ドン勝”したときの爽快感はたまらないんじゃないかなあと思います。僕はまだ経験ありませんが(笑)
<質問2>2017年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
映画「美女と野獣」
昔のディズニーアニメ版も見たことがありますが、今回の実写版はアニメ版の雰囲をしっかり残し見事に美女と野獣の世界観を実写化できている作品でとても感動しました。
CGによる細部にわたる装飾やキャラクター達も見どころのひとつだと思います。
<質問3>2017年に、個人的に注目した(している)人物
今年は個人的に、アメリカザリガニの平井さんに僕の担当タイトルのニコ生でもいろいろお世話に
なりました。
ゲームの知識もたくさんおありで、お話しさせていただいていてとても楽しい方です。
来年もお世話になるとおもいます、今後ともよろしくおねがいします。
<質問4>2018年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
今年は「かんぱに☆ガールズ」が初のコラボも行い過去最高のユーザー様のアクティブ数を達成しております。来年は担当しているタイトルのコラボはもちろん新しい遊びなども色々提供させていただきたいと思っています。また、来期は女性向けコンテンツの新作「スターリィパレット」も登場するかと思いますので是非ご期待ください!
ディースリー・パブリッシャー
プロデューサー
岡島信幸
代表作:「地球防衛軍5」「しあわせ荘の管理人さん。」タイトル名:「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて」
待望のドラクエ最新作ですので、喜び勇んで3DSのダウンロード版を購入しました。なぜ3DS版かというと、それはお風呂に入りながら遊ぶためです。すごく長く感じたダウンロードが終わり、いざプレイとなったのですが…いわゆる風呂に沈められる状態に……。今年一番の衝撃でした! 結局最初の10分しかプレイしていません! トホホ…。
<質問2>2017年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
うーん。いろいろと悩みましたが「カーズ/クロスロード」です。
ネタバレになるので細かいことは言えませんが、予想外というかショックを受けました。完全に「ロッキー3」とか「ロッキー4」のような感じの結末を予想し、且つ期待していたのですが……。最後の特訓シーンでちょっと嫌な予感がしたのを今でも思い出します。僕は今でもあの結末には納得が行かない部分がありまして、思い出すたびに「嗚呼、ライトニング……」と呟いてしまいます。
<質問3>2017年に、個人的に注目した(している)人物
うーん。やっぱりトランプ大統領です。我々人類の(特に日本の)平和がどうなるのか、キーマンは彼ですからね。そういえば先日、トランプ氏がいつものように記者会見していると、急にバグったように動きが止まり、中からシュワルツェネッガーが出てくる…という、トータルリコールのような夢を見ました(笑)
<質問4>2018年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2017年末にリリースいたしましたPS4「地球防衛軍5」がご好評をいただいており、大変多くの方々にEDF隊員となっていただきました。社員、関係スタッフを代表し、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございます。
2018年も「地球防衛軍5」は隊員を大募集中です。また大型DLCのリリースを新年の早い時期に予定しておりますので、ぜひ楽しみにしていてください。
また今年は1月11日発売のPS4「しあわせ荘の管理人さん。」をはじめ、2月22日にはPS Vita「VitaminX Destination」、そしてPS4/PS Vita「バレットガールズ ファンタジア」などなど、D3Pらしいコンテンツを取り揃えておりますので、これらを関係各社のクリエーターの方々と共に、できる限り良い状態でお客様にお届けするように努力してまいります。
個人的には毎年同じで恐縮ですが、斜め上行くコンテンツ製作のため、バカバカしいことに真摯に取り組んでいきたいと思います。今年もよろしくお願い申し上げます。
「地球防衛軍5」(PS4) ©2017 SANDLOT ©2017 D3 PUBLISHER |
「しあわせ荘の管理人さん。」(PS4) ©TAMSOFT ©D3 PUBLISHER |
ディライトワークス
FGO PROJECTクリエイティブディレクター
塩川洋介
代表作:Fate/Grand Orderタイトル名:「文絵のために」
アナログのカードゲームです。死の定めを背負ったヒロインを救うために、宿命を回避する方法を探す協力型のゲームになります。限られた枚数のカードを通じて体験できる物語性と世界観、そして、それを遊びとして成立させたゲームデザインの妙。スマホ、家庭用ゲーム機問わず、デジタルゲームのフォーマットが年々硬直化していく中で、「まだまだこんなことまで、ゲームとして表現できるんだ!」という可能性を大いに見せつけられた作品でした。
<質問2>2017年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
リアル潜入ゲーム「THE SECRET AGENTという、SCRAPさんが運営している体験型ゲームが、2017年でも最も印象深い作品でした。スパイ映画や「メタルギア」シリーズでみたことのあるようなシーンがたくさん出てきて、そこを現実世界の自分が主人公として実際に乗り越えていくのですが、リアルで「!」「誰だ!」されたり、ダンボールかぶったり、ステルスアクションしてみたりと、大人になってまさかこんな動きをすることになるとは、という辛い思いも相まって、とても印象に残った体験でした。
<質問3>2017年に、個人的に注目した(している)人物
ハリウッドのクリエイター、J・J・エイブラムスです。「エイリアス」の頃から大好きで、今ではあの「スター・ウォーズ」を手がけるくらいまでになりましたが、これからも変わらず注目していくと思います。ニッチなものをメジャーに感じさせたり、小さなことでも大きな印象を与えたり、たいしたことがないようなことでもすごく気にさせたり、とにかく人の心の揺さぶり方や画作りを熟知しているなと、毎作品楽しみに拝見しています。
<質問4>2018年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
「Fate/Grand Order」は2017年の一年間で、それまでより遥かにたくさんの方々に楽しんでいただけるコンテンツへと急成長を遂げることができました。その広がりを支えてくださったマスターの皆さまには、感謝の気持ちでいっぱいです。2018年は、そこからさらにベストを更新できるよう、TYPE-MOONさんと一緒にまだまだあれこれ挑戦していきます。何がでるかどうぞお楽しみに。
そして、2017年はPS4で「Fate/Grand Order VR feat.マシュ・キリエライト」をリリースし、2018年には、アーケードで「Fate/Grand Order Arcade」が稼働予定です。スマホだけでなく、様々な形でもFGOに興味をもっていただけるよう取り組んでいきます。「FGO PROJECTの話題を聴かない日はなかった」と、そんな一年にできるよう、精一杯駆け抜けたいと思いますので、応援よろしくお願いいたします。
Niantic
エグゼクティブプロデューサー 兼 アジア統括本部長
川島優志
代表作:「Ingress」タイトル名:「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」
ゲームそのもののデザインも圧倒的でしたが、オープンワールドで物理エンジンを思うがままに使えるようにし、それによりプレイヤーが独創的な手法(いかだで空を飛んだり)の数々を生み出すきっかけをつくるなど、まさに人間の持っているワイルドな創造力を呼び覚ましたところに感動を覚えました。
<質問2>2017年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
日本では4月に公開された「ハードコア」。残虐シーン満載の映画で好き嫌いははっきり分かれると思いますが、まさにゲームのようなFPS視点で最初から最後までノンストップで描かれる手法は、これからのVR時代に主流になるかもしれない主人公中心の視点・時間軸による映画の新しい姿を示したと思います。GoProが進化し、FPSが普及したタイミングだからこそ生まれた、時代の結節点的な作品というのも印象深いです。
<質問3>2017年に、個人的に注目した(している)人物
Oculus創業者のPalmer Luckey。今年お会いしましたが、「Re:ゼロから始める異世界生活」のレムのコスプレをされてて驚きました。次に何をするのか、本当に楽しみです(コスプレ的な意味だけでなく)
<質問4>2018年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2018年に公開される「Ingress Prime」 では、再びプレイヤーと一緒に、未来に向けた世界を作っていくことになるでしょう。リアルワールドゲーム、そしてARエンタテイメントの最前線を切り開くフロンティアに、再び立っていただけたらと思います。様々な実験的な試みも投入していくことになると思いますので、お楽しみに……!
Niantic
「Pokémon GO」ゲームディレクター /シニアプロダクトマネジャー
野村達雄
代表作:「Pokémon GO」タイトル名:「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」
ゲーム性、美術、音楽、ストーリー、などあらゆる点において最高のクオリティで作られた傑作です。美しい世界はどのシーンを切り取ってもポスターにして部屋に飾りたくなるようなものばかりです。広大なハイラルの世界を自由に駆け回りながら、クリエイター達の緻密に配置された謎や秘密を「発見」する喜びは尽きることがありません。
ゼルダ姫を助けるためにゲームを始めたつもりが、気づいたら、イノシシを追いかけて、きのこ狩りをして料理をしている。料理の材料を探し回っていると、雪山にたどり着いて、スノーボードが出来ることに気づく。スノーボードでタイムアタックをしているうちに、馬の集団に会って、馬に乗れるとわかる。こんどは馬を追いかけ回して、蹴られながらもなんとかなだめて仲間にする。馬に乗って走り回ってると今度は流鏑馬が出来ることに気づいて、それでまた数時間流鏑馬に励む。気がつくと、早朝から深夜まで遊んでることは一度や二度ではありませんでした。
子供の頃のようにゲームにのめり込む楽しさを思い出させてくれる、素晴らしいゲームです。ゲームは一日1時間!
<質問2>2017年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
TVドラマ「Westworld」
1973年の映画「Westworld」をベースに、MementoやBatmanシリーズの脚本家として知られるJonathan Nolanと妻のLisa Joyがタッグで脚本を書き上げています。
舞台は西部開拓時代をテーマにしたWestworld というテーマパーク。そこには人間そっくりなアンドロイド達が「ホスト」として、来客の人間たち「ゲスト」をもてなすために働いています。ホスト達は自分たちのことを普通の人間だと思っていて、自分の事をカウボーイやバーテンダー、娼婦だと信じています。ゲスト達はホストに対してどんな振る舞いも許されていて、友達になるもよし、殴ったり、銃で撃ったとしても、ホストたちは反
撃出来ないようにつくられています。
毎日のように「殺され」ては修理されるあるホストが、覚えているはずのないことを思い出したことでWestworld の歯車が少しずつ狂っていきます。ホストとゲスト、パークの運営会社や製作者などの登場人物の思惑が入り乱れる物語は見るものを混乱させ、翻弄し続けます。テレビから一瞬も目が離せない2017 年一押しの作品です。
<質問3>2017年に、個人的に注目した(している)人物
Donald Trump
2017年に就任してから、アメリカ大統領として、その一挙手一投足がアメリカの運命、ひいては世界の運命を左右する人物です。アメリカ在住の外国人として彼の言動に注目せずにはいられません。
<質問4>2018年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2018年、2年目に入った「Pokémon GO」はまだまだ進化します。2018年は新しい機能や遊びだけでなく、既存の機能をもっと遊びやすく快適にするための改善も進めたいと思っています。乞うご期待ください!
日本一ソフトウェア
代表取締役社長
新川宗平
代表作:「魔界戦記ディスガイア」「流行り神」「マール王国の人形姫」などタイトル名:「UNDERTALE」
ユーザーをいかにして驚かせてやろうかという作り手の遊び心がひしひしと伝わってきました。こんなにもニヤニヤしながらゲームを遊ぶのは久しぶりです。「まさか!」を平然とやってのけるインディースピリッツ。そこにしびれます。あこがれます。
<質問2>2017年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
今年も豊作だったので悩ましいですが、映画「ワンダーウーマン」に一票です。
なぜかって? そりゃもう、ワンダーウーマン(ガル・ガドット)の美しさですよ。
観ているだけで幸せな気分にさせてくれます。
ワンダーウーマンがいれば、辛い仕事も乗り切れます!!
<質問3>2017年に、個人的に注目した(している)人物
ライアン・レイノルズ
映画「デッドプール」で役者人生を棒に振りかねないお下劣(でも超Cool)な役をやり切ったのが素晴らしい。2018年に公開される続編も今から楽しみでなりません。
そして何より実写ポケモン映画ではピカチュウを演じるとあってはもう注目するなというほうが無理ってもんです。
<質問4>2018年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
日本一ソフトウェアは2018年7月に25周年を迎えます。これもすべて支えてきてくださったファンの方々のおかげです。本当にありがとうございます。25周年にふさわしい「楽しさ」と「驚き」を提供できるよう、複数のプロジェクトを準備しています。そして、そのいくつかは、おそらく皆さんの想像を超える驚きになるでしょう(と、自らハードルを上げてみる)。
また、8月には第2回全国エンタメまつりも実施します。皆さんに楽しい思い出を作っていただけるよう、すでに準備を始めております。どうぞお楽しみに!!
日本一ソフトウェア
プロデューサー
菅沼 元
代表作:「追放選挙」「勇者死す。」タイトル名:「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」
圧倒的自由度に魅せられました。そもそもフィールドが広い、ということもあるのですが、プレイヤーが「これをやったらどうなるだろう?」という疑問に対して、答えがたくさん用意されており、本当に冒険をしているような体験でした。「そりゃGOTY獲るよ!」と思いました。
「ゲームの歴史」という教科書があったとしたら、間違いなく掲載されるタイトルでしょう。
<質問2>2017年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
TV番組「フリースタイルダンジョン」
この番組が始まったのは2015年なのですが、私が出会ったのは2017年でした。「ラップバトル」というこれまでの私の人生の中に全くないエンターテインメントを見せつけられました。純粋に登場するラッパーが生み出す言葉がかっこよく、同じ放送を何度も見直すほどにはハマりました。このカッコよさは若い人たちに刺ささると確信し、いつか活かせるのではないかと追い続けています。
<質問3>2017年に、個人的に注目した(している)人物
土岐隼一さん(声優)
「追放選挙」でご一緒させていただいた声優さんです。本当に個人的な理由ですが、「追放選挙」のボイス収録のときに誕生日が同年の3日違いと知り、一方的に親近感をもっている声優さんです。
同じ平成元年生まれの人がこんなに頑張っている! 俺はこれでいいのか!? と土岐さんのお名前を拝見するたびに自問します。
……新種のストーカーですね。
<質問4>2018年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
日本一ソフトウェアは2018年に創業25周年を迎えます。このメモリアルな年だけでなく、2年後、3年後に向け、コソコソと準備を進めております。今から皆さんに発表するのはちょっと先になってしまいますが、お楽しみに!
日本一ソフトウェア
ディレクター/デザイナー
溝上 侑
代表作:「夜廻」「深夜廻」タイトル名:「バイオハザード7 レジデント イービル」
今年もたくさんの素晴らしいゲームをプレイしましたが、衝撃のファミパン体験版からクリスが無双するDLCまで、年間通して楽しませてもらい続けたバイオハザード7ですね!
色々な種類の恐怖が詰め込まれた、ホラーというコンテンツの集大成のように感じました。
怖さを追求し、サプライズを披露し続けた開発者のみなさまの姿勢に感服いたします。
恥ずかしながら、実はまだVRでプレイしたことがないので、来年こそPS VRを入手して「ベイカー家」に足を運んでみたいと思います。
<質問2>2017年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
北野 武監督の「アウトレイジ 最終章」は今年見た映画の中で一番印象に残っています。
もともと北野監督の映画が好きなのですが、「アウトレイジ 最終章」では「キタノブルー」と表現される退廃的な雰囲気が全体を通して感じられ、大変シビれるタイトルでした。
北野監督……もといビートたけし氏は今年、70歳にして初の恋愛小説も書いちゃったりしていて、ファンとしては嬉しく、またクリエイターとしても非常に刺激を受けました。
<質問3>2017年に、個人的に注目した(している)人物
名古屋港水族館でバンドウイルカの赤ちゃんが生まれて、超カワイイです。
イルカの赤ちゃんって結構な確率で死んじゃうらしいので、すくすく大きくなってくれることを祈っています。
イルカは賢いし可愛いし最高ですね。
最近は「イルカ かわいい」で検索した動画ばっかり見ています。
<質問4>2018年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
2017年はついに夜道探索ホラーゲーム「深夜廻」を発売し、みなさまへお届けすることができました。
来年はまた違ったタイトルの開発に取り組まねばなりません。
どんなゲームになるのか、今の段階では私自身も全く想像がついていないのですが、ほかにない、ゲームという媒体ならではの体験をご提供できるよう精進いたします。
ありとあらゆる所で言っているのですが、次こそゴキゲンでハッピーで、犬が死なないゲームを作ってみたいと思っています。
是非とも楽しみにお待ちいただけると幸いです。
日本ファルコム
代表取締役/プロデューサー
近藤季洋
代表作:「イースVIII -Lacrimosa of DANA-」「英雄伝説 閃の軌跡III」タイトル名:「World of Tanks」
今年はあまりゲームを遊べず、2017年発売ではないのですが「World of Tanks」を一番プレイしました。
一見戦車で撃ち合うシンプルなゲームに思えましたが、最初は戦車の種類もよく分からず、操作も難しいという印象でした。
少し慣れてくると重戦車・中戦車・軽戦車・駆逐戦車・自走砲と自分が選んだ戦車の種類よってチーム内で役割があって、さらに戦車自体の性能を考えつつ立ち回るなど、シンプルなのにどこまでも奥が深いなという印象に変わりました。
単純なことを深く掘り下げて複雑に遊べるようになると、ついつい続けてしまいます。
<質問2>2017年に発売/公開されたエンターテイメントコンテンツの中で最も印象深かった作品
漫画の「ゴールデンカムイ」です。
学生の頃に一か月以上旅行して史料館や博物館などもよく回ったので、北海道は自分の中では思い入れの強い場所です。
タイトルを見て何となく手に取ってみたのですが、冒険活劇、ギャグ、ジビエ、歴史モノの要素がふんだんに詰まった、独特で強烈な内容に引き込まれました。一番強烈なのは登場人物たちでしたが。アニメ化も楽しみにしています。
<質問3>2017年に、個人的に注目した(している)人物
キックボクサーの那須川天心さんです。
格闘技に詳しいわけではないですが、たまたま深夜番組で見た動きのキレと華麗なノックアウトシーンに目を奪われ、動画で見られる試合はついつい全てチェックしてしまいました。
まだ高校生と聞いて余計にびっくり。いつかK-1の武尊選手との直接対決が実現されるといいですね。
<質問4>2018年に向けての抱負、また4Gamer読者に向けてのメッセージをお願いします。
今年リリースする「英雄伝説 閃の軌跡IV -THE END OF SAGA-」はシリーズの完結編となります。
それだけではなく「空の軌跡」から始まった軌跡シリーズ全体の大きな区切りとなる内容なので、ようやくここまで来たかという思いです。
自分たちはもちろん、ユーザーの方にとっても納得のいく内容を目指してスタッフ一同制作に励んでいますのでご期待ください。
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