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Microsoft,ソニー・インタラクティブエンタテインメントや任天堂と共に,ゲームの安全性向上に取り組むと発表
このドキュメントは,12月14日にXbox Wireで公開された「Our Shared Commitment to Safer Gaming」の抄訳版だ。文中には,Microsoftがソニー・インタラクティブエンタテインメントや任天堂,および各プラットフォームのコミュニティと共に,ゲームプレイの安全性向上に取り組む旨が記載されている。主題に掲げられているのは「防止」「パートナーシップ」「責任」の3項目だ。
「防止」の項で挙げられているのは,ゲーム体験をプレイヤー側で管理できる機能の提供,安全性を高めるツールの周知,適切な利用規約不当行為やコンテンツからユーザーを保護するテクノロジーへの投資など。同じく「パートナーシップ」の項では,オンライン環境における安全性を高めるための業界団体や規制当局との連携,ゲーム業界全体のための共同研究の実施,悪質なプレイヤーに対処するためのツール運用,適切なレーティング制度の施工など。同じく「責任」の項では,プレイヤーによる通報制度の強化,通報されたプレイヤーに対する利用規定承諾の要求,各国・各地域の法律および司法機関に準じることなど。
ゲーム内のチャットで罵詈雑言や誹謗中傷が飛び交ったり,ゲームプレイが生活に多少の悪影響を及ぼしたりするのは珍しいことではないが,オンラインゲーム上での口論に起因した殺人未遂(2013年11月・埼玉県)や,位置情報ゲームをプレイしながらの運転による過失運転致死(2016年10月・愛知県)などのように,重大な事件に発展する場合も稀ながら存在する。最終的にはゲームを扱う人間の問題という面もあるので,ゲームからできることは限られているものの,より良いプレイ環境が構築されることに期待したい。
Micorsoft公式サイトの「ゲームの安全性向上に向けて」
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