筆者と担当編集の間では，「2006年最優秀アクションRPG」候補として，ぶっちぎりで首位を独走している「タイタン クエスト 日本語マニュアル付英語版」（原題 Titan Quest）。ディアブロクローン的なタイトルではあるが，面白いものは面白いのだからしょうがない。
そんなTitan Questの魅力をどこまでも追求する本連載だが，マスタリースキル詳細解説の第2弾となる今回は，「Hunting」と「Storm」の各スキルデータを紹介していこう。
なお，9月23日にTitan Questの最新パッチ1.20が公開され，マスタリーのバランスなど多岐にわたる調整/変更が行われた。本稿末尾にこのパッチに関するコラムを掲載しているので，そちらもチェックしてほしい。
弓は遠距離攻撃を行えるものの，いかんせん攻撃速度が遅い。これをカバーするために，矢の飛ぶ速度が上がる「Marksmanship」を左クリックに割り当て，常時使用するといい
弓と槍のスキルが中心となるHuntingは，マスタリーレベルを上昇させるとStrength/Dexterity/Healthが上昇する。そのため，装備アイテムのAttributes制限に引っかかることはそれほどないだろう。
Hunting用のスキルはそれほど多くのEnergyを必要とはしないものの，スキルの育成パターンによっては，Energyを強化しないとキツい場面も出てくる。その場合，2番めのマスタリーにEarth/StormなどEnergyが増えるものを選んだり，アトリビュートポイントを割り当てたり，マジックアイテムを装備したりして，Energyを補う必要がある。
スキル構成に関しては，アクティブスキルが8（Energy Reserveタイプ1を含む），パッシブスキルが12となる。「Take Down」「Marksmanship」など，一部のスキルは槍または弓のどちらかのみを対象としている。基本的にはいずれかの武器のスキルに注力し，余ったポイントは，ほかのスキルや2番めのマスタリーに注ぎ込むといいだろう。
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| 槍や弓は攻撃速度が遅いが，「Wood Lore」で攻撃速度を上げられる。槍/弓ともに基本ダメージ量は大きいので，攻撃速度アップの効果は顕著に出る |
槍は片手用の武器だが，Warfareの「Dual Wield」と組み合わせても二刀流はできない。Wキーによる武器交換を活用して，槍と弓を状況に応じて使い分けるといい |
Huntingには，複数モンスターを同時に攻撃できる範囲系の攻撃手段や自律型のペット召喚スキルがない。2番めのマスタリーで補うことを視野に入れておくといいだろう |
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※スキルアイコンをクリックすると，該当スキルの表にジャンプします
Ensnare：敵単体に網を投げつけ，短時間移動できなくする
Barbed Netting：Ensnareの使用時に出血ダメージを追加する
Study Prey：指定した地点の範囲内にいる敵の防御力を減らす
Flush Out：Study Preyの使用時に，魔法に対する抵抗力も減らす
Call of the Hunt：範囲内の味方の攻撃力を一定時間上昇。獣系に対しては大幅にダメージが上昇
Exploit Weakness：Call of the Huntの使用時に，出血ダメージ/貫通ダメージ量を増やす
Marksmanship：少量のエネルギーを消費し，速度の速い矢を発射する
Puncture Shot Arrows：Marksmanshipの使用時に，矢が敵を貫通するようになる
Scatter Shot Arrows：Marksmanshipの使用時に，破片を飛び散らせて追加ダメージを与える
Take Down：槍を構えてダッシュし，ダメージを与える
Eviscerate：Take Downの使用時に出血ダメージを加える
Gouge：一定確率で敵に出血ダメージを与える
Volley：一定確率で3本の矢を同時に発射できるようになる
Art of the Hunt：使用中は範囲内にいる味方の攻撃力がアップする
Find Cover：Art of the Huntの使用時に，敵の遠距離攻撃を一定確率で避ける
Trail Blazing：Art of the Huntの使用時に，移動速度をアップし，罠の持続時間を短くする
Wood Lore：攻撃速度とDefensive Abilityをアップさせる
Herbal Remedy：味方単体のHealth回復速度をアップし，毒への抵抗力を高める
Monster Lure：囮となるカカシを置く
Detonate：Monster Lureのカカシが壊れるとき，爆発して周囲の敵にダメージを与える
Stormの攻撃スキルには，鈍化や凍結，そしてスタンといったさまざまな効果が付随する。Earthと比べダメージは劣るものの防御面に秀でており，またマルチプレイ向きでもある
魔法使い系のマスタリーであるStormは，氷系/雷系の魔法がスキルの中心となる。マスタリーレベルを上げるとIntelligence/Dexterity/Health/Energyが上昇する。Dexterityの上昇率は低めなので，2番目のマスタリーは，Dexterityが上昇するものにするといい。
スキル構成に関しては，アクティブスキルが10（Energy Reserved型含む），パッシブスキルが10となっている。Stormのアクティブスキルには似たタイプが多く，まんべんなく習得していもいいが，氷系または雷系のスキルツリー2〜3種類にポイントを集中させるのがお勧めだ。その際はダメージ量だけでなく，鈍化などの効果時間にも注目しよう。
また，戦士系キャラクターのサブマスタリーとして使う場合，「Storm Nimbus」「Energy Shield」などのスキルにポイントを注ぎ込むと役に立つだろう。
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| Stormは近接攻撃との相性も意外といい。「Storm Nimbus」や「Storm Surge」は，ともにEnergy Reserveタイプのため，戦士系キャラクターでも使いやすい |
「Summon Wisp」は，Dodge Attackの確率が非常に高い。攻撃力は低いものの，囮としては十分に役立つだろう |
「Lightning Bolt」は，天空から雷が落ちるというスキル。射程範囲内であれば，敵モンスターとの間に遮蔽物があっても攻撃できるので重宝する |
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※スキルアイコンをクリックすると，該当スキルの表にジャンプします
Spell Breaker：範囲内の魔法効果を打ち消し，ダメージを与えると共にエネルギーを減少させる
Spell Shock：Spell Breakerの使用時に，与えるダメージが上昇する
Lightning Bolt：雷を落とし，スタンを伴うダメージを与える
Chain Lightning：Lightning Boltの使用時に，複数の敵に連鎖ダメージを与える
Ice Shard：氷の小片を投げつけダメージを与え，同時に短時間鈍化させる
Velocity：Ice Shardの使用時に，氷の小片が敵を貫通するようになる
Torrent：Ice Shardの使用時に小片を破裂させ，ダメージをアップさせる
Thunderball：雷の球を投げつけ，スタンを伴うダメージを与える
Concussive Blast：Thunderballの使用時に，小片による追加ダメージを与える
Summon Wisp：Wispを召喚して共に戦わせる
Eye of the Storm：Wispの戦闘能力をアップ，氷と雷への耐性を上昇させる
Squall：範囲内にスコールを降らせてダメージを与えると共に，一定確率で攻撃ミスをさせる
Obscured Visibility：Squallの使用時に，敵の攻撃力と抵抗力を下げる
Storm Nimbus：武器に氷/雷を宿らせて攻撃時に追加ダメージを与える
Heart of Frost：Storm Nimbusの使用時に，敵の攻撃速度と移動速度を下げる
Static Charge：Storm Nimbusの使用時に，一定確率で雷による反撃ダメージを与える
Storm Surge：攻撃を受けたときに，一定確率でスタンを伴うダメージで反撃する
Freezing Blast：範囲内の敵を短時間硬直させる。ただしその間は敵にダメージを与えづらくなる
Energy Shield：味方単体に一定量のダメージを吸収するシールドを張る
Reflection：Energy Shieldの使用時に，一定確率で受けたダメージを反射する
Ver 1.15→Ver 1.20パッチにおける変更点
Ver 1.20パッチでは，Ver 1.15までの不具合修正のほか，マスタリーやアイテムなど，ほぼ全面的といっていいほどのバランス調整が行われている。Ver 1.20パッチを当てている場合，“My Documents\My Games\Titan Quest”内にある「ReadMe_v120.txt」に詳細が記載されているので，チェックしておくといいだろう。また，Ver 1.20より，昼夜のサイクルをオン/オフできるようになった。こちらは“My Documents\My Games\Titan Quest\Setting”フォルダ内にある「options.txt」を修正し，オフにしたいときは“dayNightCycle＝true”の項目を，trueからFalseに書き換えるだけだ。もしも，ファイル内に項目が見当たらないときは，以下の一文を付け加えて保存すればいい。
dayNightCycle = false
Ver 1.20パッチにおけるマスタリー関連の変更点で，スキルレベルの上限変更など，大きな変更点を以下にピックアップしたので参考にしてほしい。
＜Defense＞
・スキルレベル上限を変更：「Adrenaline」「Focus」「Battle Awareness」「Quick Recovery」
＜Earth＞
・マスタリーレベルのボーナスにDexterityの項目を追加
・スキルレベル上限を変更：「Summon Core Dweller」
＜Hunting＞
・スキルレベル上限を変更：「Art of the Hunt」「Exploit Weakness」
・「Trail Blazing」を，Energy消費型からEnergy Reserve型に変更
＜Nature＞
・スキルレベル上限を変更：「Survival Instinct」「Sylvan Nymph」「Sanctuary」「Call of the Wild」「Briar Ward」
＜Rogue＞
・スキルレベル上限を変更：「Shrapnel」「Disarm Traps」「Throwing Knife」
＜Spirit＞
・スキルレベル上限を変更：「Summon Outsider」「Summon Liche King」「Cascade」
＜Storm＞
・スキルレベル上限を変更：「Summon Wisp」
＜Warfare＞
・スキルレベル上限を変更：「Ancestral Horn」「Battle Standard」「War Horn」
